[映画の感想]『アメリカン・スナイパー』言葉を失うほどの伝説がそこにある。 A

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アメリカン・スナイパー

American Sniper/監督:クリント・イーストウッド/2014年/アメリカ/132分

 

劇場公開日:2015年02月21日劇場公開(R15+) 公式サイト

鑑賞日:2015年02月21日 TOHOシネマズ船橋 スクリーン4 Dolby-Atmos版 にて

 

映画川柳

 

戦争は 命も心も 殺してく

 

予告編

 

 

ざっくり、あらすじ

 

伝説の狙撃手、クリス・カイルの半生。

 

4度のイラク遠征を経験した、伝説呼ばれたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。

戦場を生き抜いた彼が帰還後も苦しむ姿を淡々と描いた作品。

 

感想、思ったこと

■言葉を失う作品。

面白かった。よかった。というような言葉で安易に語ることができない作品です。切なさで胸がいっぱいになりました。

クリント・イーストウッド監督が前作『ジャージー・ボーイズ』で見せたものとは打って変わっていて、おじいちゃん凄すぎると素直に思いましたね。まだまだ第一線で活躍し続けて欲しいなと思います。

 

冒頭からなかなか衝撃的で苦しかったですね。予告編でも使われている部分ではあるのですが、大きなスクリーンで観るとやはり違いますね。しかし、このシーンがあることでその後に響いてくると思うので、冒頭から目を逸らさずに鑑賞して欲しいなと思います。

イラク戦争で実際に活躍した人物を描いている作品だけあって、その重みは凄まじいものになっています。こんな世の中だからこそですね。平和ボケしている日本でこの作品を観て考えられることはたくさんあると思います。 決して、万人に勧められる内容ではないことも確かですが、どうせなら一人でも多くの人に観てもらいたい、そう思える作品になっています。

戦争が命を奪うのは、もはや当たり前のことのように認識されているけれど、それ以上に心を蝕むのだなということを突きつけられたわけです。PTSDと言われるヤツですね。いやーなんか上手い言葉が見つからないですね。

 

■どこに行ってもクリス・カイル

これを書いている時にアカデミー賞音響編集賞を受賞しました。おめでとうございます。いや、この作品の音響は本当に素晴らしくて、実際に自分も戦場にいるかのような臨場感があります。それだけでなく、帰還後にクリス・カイルが日常の音に怯える部分があるのですが、そちらも音響効果を感じられて迫るように響いていました。そんな部分にも注目して観て欲しいので、ぜひ劇場でって感じですね。

今回、自分はドルビーアトモスという音響設備のあるスクリーンで見ているので、より音の動きなどをはっきりと捉えることができたので、お近くで体験できる方はぜひ音響設備にもこだわりのある映画館に行かれるといいと思います。エンドロールはそんな設備必要ないのですが。

 

そんな迫力満点な戦場のシーンでもクリス・カイルという男に焦点が当てられていて、彼が戦場で何を思っていたのか、帰還後何を思っていたのか、それを淡々と描いているんですよね。戦争の悲惨さというのももちろん伝わってきますが、それよりも一人の男の物語として観れるのがいいですね。戦争映画!として観に行くとその点では物足りなさが残るのかなと思います。

中盤でクリス・カイルが「頼む、銃を降ろしてくれ」と引き金に指を掛けながら願うシーンがあるのですが、ここが本当に苦しかったですね。もちろん、ラストの映像っていうのもどうしてくれるっていう気持ちにさせてくるので、恐ろしい作品です。

妊娠中の妻と電話で会話しながら、戦闘に突入するってどうなんだろうねって思っちゃったり。絶対、あれ体に悪いよなー。

あと、気になったのがクライマックス付近のスナイパーVSスナイパーの描写。アレだけどうにかならなかったかなーと思ってしまったりっていうのは野暮ってもんですかね。

 

とにかく、多くを語るよりも見てもらった方が早いので、これ以上グダグダ言うのはやめようと思います。

重いテーマを扱った実話ベースの話ですが、テンポがいいので見やすさはあると思います。

 

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