[映画の感想]『アトミック・ブロンド』女スパイ、スタイリッシュ、ただカッコイイ。

[映画の感想]シャーリーズ・セロンが冷戦末期のドイツ・ベルリンを暗躍する女スパイを演じた映画。もう、スパイものってどうして、こう惹かれちゃうんだろう。そんな気持ちで二転三転する”騙し合い”から目が離せないスタイリッシュな作品でした。

アトミック・ブロンド

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アトミック・ブロンド

Atomic Blonde/監督:デヴィッド・リーチ/2017年/アメリカ/115分

劇場公開日:2017年10月20日劇場公開

映画川柳

そうこれが スパイとしての 生き方よ

ざっくり、あらすじ

誰も信じちゃいけない

冷戦も終わろうとしている時代のドイツ・ベルリンでロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)は機密情報の極秘リストと二重スパイを探し出す任務を与えられる。同じように極秘リストを手に入れるため暗躍する各国のスパイと繰り広げる争奪戦を描く作品。

感想、思ったこと

いつの時代も戦う女性はカッコイイ。ただ、それだけ。この映画、真面目に観たらきっとダメ。面白くないってことはないけど、すっげー楽しいってこともない。ファッションとアクションのミックスジュース。

■シャーリーズ・セロンはカッコイイ。

この映画、主人公がシャーリーズ・セロンであることに意味がある。『マッド・マックス 怒りのデスロード』のフュリオサのイメージが強く、”戦う女性”といえば彼女くらいの感覚がある。『ワイルド・スピード ICE BREAK』でもいい感じに戦っていたし、本当カッコイイ女性。

すらっとしていて、何やっても様になってってもう最強かよっていうね。この映画の中でも惜しげもなくその肉体美を披露しているけど、すげー。無駄なくてやべー。ってなる。セクシーというよりか何か彫刻とか美術品を観るような感覚。

この映画のこだわりの一つでもある「ファッション」も彼女のために用意されていたかのように着こなしていて、何だかプロモーションビデオなんじゃないかって思うほど。そう思ってしまうほど、ファッションに力を入れていて、その見せ方、映像に関しても文句なしのこだわりよう。うざいくらいスタイリッシュ。

青白い色味の映像に、無駄のないカメラワーク。高級ブランドのアイテムで着飾ったシャーリーズ・セロンが颯爽と歩く。この感じ『コードネームU.N.C.L.E.』に似てる。

この姐さんのかっこよさは、間違いなくジェームズ・マカヴォイのうさん臭さがあってこそ。デヴィッド・バーシヴァルって役柄はスタイリッシュのスの字も感じさせないようなドブみたいな役柄なんだけど。これが大事。マカヴォイ兄さん、今回もいい感じ。いつも通りマカヴォイ兄さんって感じ。すぐ脱ぐよね。

あと、ソフィア・ブテラのいつもの感じじゃない可愛げがあるキャラクターも主人公と比較すると、その魅力を引き立てていた。ちょっとここはあんまり言えないけど、エロかった。これはエロい。

■あまり深いことは考えずに

きっと、この映画を真面目に観ると時代がどうのこうのとか。設定がどうのこうのとか。色々と言いたいことも出てきそう。

実際、映画の前半は眠かった。話が進んでるんだか進んでないんだかもよくわからないし、アクションはぬるま湯だし。「違う。こういうシャーリーズ・セロンが見たいんじゃない」って思いながら、何なら夢の世界に誘われそうだったくらい。

けど、後半戦。なんならクライマックスに近いくらいにある長回しアクション。ここから一気に目が覚めたよね。息切れしながら、自分より数倍大きな体格の男と取っ組み合いの殺し合い。たまらねー。もっとやれって何度も思いながら観ちゃうよね。ここ素晴らしい。

スパイ映画にある「騙し合い」とか「頭脳戦・心理戦」みたいなことも期待通りあって、アクションも楽しめ、ストーリー展開も楽しめる。あっと驚くようなドラマティックな二転三転はしないかもしれないけど、十分楽しかった。騙し合いから目が離せません。

ただ、話の内容はあまり深く考えずにいこう。血みどろな世界ということでまとめよう。少しアクションに寄ったスパイ映画。映像で見せたがりなんだ。そういうこと。

結論としては、戦う女性は美しい。そしてカッコイイ。それだけ。

おわり

↑シャーリーズ・セロンの出世作。これ観ると何かイメージ変わる。

↑フュリオサのイメージ強し!!

↑スタイリッシュスパイ映画として戦える。

アトミック・ブロンド