『ベイマックス』ヒーローとしての正しさ。 ★★★★☆

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 bighero6

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ベイマックス

Big Hero 6/監督:ドン・ホール&クリス・ウィリアムズ/2014年/アメリカ/102分

劇場公開日:2014年12月20日劇場公開 公式サイト

鑑賞日:2014年12月20日 TOHOシネマズ船橋 スクリーン5 2D吹替版 にて

映画川柳

こんにちは 私の名前は ベイマックス

予告編

ざっくり、あらすじ

あなたの心を癒します。

兄タダシを失ったヒロの元に現れたケアロボットのベイマックス。

そんな二人の友情をとことんヒーロー映画として描いた作品。

感想、思ったこと

■なんだよ、最高かよ。

面白かった。マジで面白かった。っていうのが、率直な感想です。

CGアニメーションの最先端を行くディズニーがリアルな描写で描くヒーロー映画ですよ。面白くないわけがないんです。全くずるいわ!笑

話のストーリーとしては、兄の死を招いたのではないかと疑う謎の男を倒すために、少年ヒロとベイマックスが仲間と共に奮闘する映画なのです。ベイマックスの愛らしさに笑わされます。独特の間のあるユーモアがちりばめられていて、侮るなかれと言ったところですね。笑って、泣いて、とテンポよく進む、ベタベタなヒーロー映画展開がもうたまらないですね。

まず、予告でも流れるベイマックスのバージョンアップシーン。自分でパワードスーツを作る『アイアンマン』のようではないですか。そんなヒーローたちが集まる『アベンジャーズ』をも彷彿とさせるあたり、さすがマーベル原作ですね。って言ってもほとんど設定は変わっているみたいなのですが。個人的には『Mr.インクレディブル』っぽさも感じました。

マーベルというキーワードで、もうひとつのネタがエンドロール後のおまけ。これもマーベル作品ならお馴染みなのですが、『ベイマックス』にもあります。しかも、アノ人が登場です。その設定が本当にニタニタ要素を満たしていて、映画が好きでよかったなーと素直に思いました。

ヒーロー映画なのでアクションもたっぷりにあって、3D効果も存分に楽しめるようになっていたと思います。自分は2Dなので、確認はできていないのですが、4DXで観ても確実に楽しめるようになっているはずです。カーチェイスとかありますし。

そして、そんな作品を盛り上げてくれているのが、ヘンリー・ジャックマンのスコア!これがなければ、もっとつまらない映画になっていたかなと思います。それくらい、この作品での彼の音楽センスは大事です。

最近だと『キャプテン・アメリカ/ウインターソルジャー』や『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などのアメコミ映画作品はもちろん『シュガー・ラッシュ』でディズニーアニメも担当していたりと意外とアメコミ、ディズニー共に縁のある方です。

今作での音楽は『X-MEN』のそれに近いところがあるのですが、それよりもロックしてました。ギターとドラム、そして主題歌を歌うFall Out Boyの起用も大きいのかなとは思います。最近だと『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』でも使われていて、テンションを上げてくれていました。

[Immortals/Fall Out Boy]

ベイマックス柄のディスクが登場するMVをぜひ。

そんなロックな楽曲を使っているのに加えて、ドラムの使い方が上手いなというのがヘンリー・ジャックマンの印象なのですよ。『キャプテン・フィリップス』なんかは特にその才能が発揮されているなと思います。あれはドラムというより打楽器全般ですけど。その辺りはさすが、ハンス・ジマー一派だけあるなと思います。煽ってきます。それでいて、ストリングスも効果的に鳴らすし、電子音との組み合わせも恐ろしいくらい完璧です。

先日、全米での公開が中止されたSONYの『The Interview』の音楽も担当していたんですよね、そういえば。個人的にはマシュー・ボーン監督とのタッグ作『Kingsman: The Secret Service』が気になっております。

あれ、ベイマックスの話じゃなくなってきた(笑)

■日本への愛

この作品の舞台はサンフランシスコと東京の合体した”サンフランソウキョー”という架空都市。そこからもわかるように日本への愛を作品の随所から感じることができるんですよね。

街中にはわらび餅などの文字、なんだか新橋あたりの雰囲気(笑) ヒロとベイマックスが行く警察署の外観なんかもそうですよね。

ヒロの部屋にあるウルトラマンの仮面、マジンガーZのポスターやTシャツ。ヒロの部屋に『シュガー・ラッシュ』のラルフ的なのいませんでした? ちょっと確認しに行きたい(笑) それからフレッドの部屋に出てくる戦隊ヒーローもののお面!これはもうテンション上がりますよね。オタクありがとう!

それから、主人公の名前がヒロ。そして兄の名前がタダシ。これが意味することはもうそのまんま日本語ですよね。ヒーローと正義。作品の軸にもなっている部分ですね。ヒロにタダシがヒーローとしての正しいことを教える。人を助けることですよ。うん。あーもうたまらん。

AIのStoryをエンドソングとして日本版に起用してくださったのも嬉しい限りですね。歌詞の内容がどんだけマッチしてるんですか!最後の最後まで泣かせやがって! ※ちなみに泣いてません。

ヒロとベイマックスが空を飛び、夕陽を眺めるシーンの高揚感にグッと来ましたね。あれ、最高。

あと、ベイマックスをバージョンアップした後に皆に紹介する際にベイマックスが蝶々を追いかけるんですが、その時のヒロのセリフが「ちょ、ちょ」これは日本語ならではの言葉遊び……ってそこまで意識してないか(笑)

と色々と言ってきましたが、ヒロとベイマックスの友情。仲間たちとの友情。そして、ヒロとタダシの兄弟愛。そんな愛が詰まったベイマックスのふわぷにボディにきっと釘付けになると思います。上映後に後ろのカップルの彼氏は興奮、彼女はイマイチな反応をしていました。もしかしたら、楽しめない方もいるかも知れないですね
。あまり、宣伝の謳い文句に期待しすぎずに観に行っていただきたいなと思います。

語り尽くせないメッセージが詰まった最高に楽しいヒーロー映画でした!

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