[映画の感想]『ガラスの花と壊す世界』美しいアニメーションと可愛い主題歌

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[映画の感想]第28回東京国際映画祭で上映されたアニメ作品『ガラスの花と壊す世界』の感想を書きました。ウイルスに侵された世界で出会った不思議な少女と世界の秘密を美しい映像で描いた映画でした。

ガラスの花と壊す世界

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ガラスの花と壊す世界

監督:石浜真史/2015年/日本/67分

劇場公開日:2016年01月09日劇場公開 公式サイト

映画川柳

ここはどこ わたしはだあれ なんちって

ざっくり、あらすじ

あなたのために戦うわ

人類が滅んだ世界でバックアップデータをウイルスから守るデュアル(CV.種田梨沙)とドロシー(CV.佐倉綾音)はある日、ウイルスに侵された不思議な少女リモ(CV.花守ゆみリ)に出会い、世界の秘密と戦う姿を描いた作品。

感想、思ったこと

アニメ化のための原作を一般公募で募る企画「アニメ化大賞」で大賞を受賞したものが原案となっている作品ということで「映像で見せたいもの」が意識されているなーと感じました。キャラクターも可愛いですしね。

■67分にまとめた世界観

この物語の舞台が「知識の箱」という仮想世界なんです。そこには世界のバックアップデータがあるというね。人類が滅びて、そのバックアップが取られている……SFな設定なんですよ。完全に好きな部類の設定を持った作品なんですよ。スタートもいい感じでした。

映像表現としても、「アニメ!」って感じで無理していないので見やすいです。キラキラと宝石のようなビジュアルの美しさもあってすぐに作品の世界観に引きこまれます。

ただ、上映時間67分という短さがここで「語らなさすぎ」を発生させてるんですよ。これが本当に残念でした。語りすぎるのもよくないですけど、語らなさすぎるのもよくないんです。ああ、人間って面倒だ。

SFな世界設定をこの短さで説明するなんてどう考えたって難しいんですよ。それでいて、物語を進めて完結させなければいけないという厳しさ。うん、惜しい。

逆に言うと、もっとこの世界観で物語を見ていたかったということでもあるので、TVシリーズとかでじっくり描いてもらえたらよかったのかなーなんて思います。67分ってTVアニメだと2話分、頑張って3話分のボリュームですからね。

クライマックスは散りばめられた事柄が繋がっていき、いい感じに感動を誘って終わっていきます。最後の最後まで映像はきらめいていて美しい限りでした。

■主題歌「夢の蕾」がいい感じ

この映画の主題歌は「夢の蕾」という楽曲なんですけど、歌っているのが本作で主要キャラクターの声優を務めている種田梨沙、佐倉綾音、花守ゆみりの3名なんです。

だから、作品との親和性が高く、響いてくるものがあります。挿入歌もよかったし、そのあたりも楽しんでいくといいのかな、と思います。

石浜真史監督ってちょっと調べてみたら映画関連だと『時をかける少女』で作画監督やってた方なんですね。デジモンでも原画やってたりと細田守監督の元でじわじわと力つけていたんですね。なるほどなるほど。PSYCHO-PASS2にも関わっていたとは。

率直に言って、あまり乗りきれなかった作品でした。もうちょっと長く色々見せてくれたらなーと思います。

予告編