[映画の感想]『GONIN サーガ』バイオレンスに痺れる。 B

シェアする

gonin-1

1995年に公開された伝説的な映画『GONIN』から20年の時を経て、描かれる続編『GONIN サーガ』。若手キャストになるもバイオレンスアクションは引き継がれ、見応えたっぷりな作品になっていました。今回はその感想を書きました。

スポンサーリンク

GONIN サーガ

監督:石井隆/2015年/日本/129分

劇場公開日:2015年09月26日劇場公開 公式サイト

映画川柳

血が流れ 雨も滴る いい男

予告編

ざっくり、あらすじ

復讐にやってまいりました。

『GONIN』で描かれた物語から19年後の話。前作の襲撃事件で父を失った久松勇人(東出昌大)を中心に描かれるバイオレンス復讐劇。

感想、思ったこと

■若手キャストの存在感

一足先に鑑賞させて頂いたので感想を書きたいと思います。東出昌大を中心に桐谷健太、柄本佑などの若手実力派のキャストが揃っていて、問題なく見れる作品になっています。

東出昌大はその演技に色々言われている部分もありますが、本作ではそんなに気にならなかったかな、という印象でした!『クローズ EXPLODE』でのヤンキー演技の経験が存分に活かされているんだと思いました。

主要キャスト5人の中でも、一番存在感を魅せていたのは安藤政信ですね。もう若手キャストとは言えないので、存在感があって当たり前という部分もあります。それでも、彼に目を奪われていたのは間違いないです。

男の色気、大人の色気、どう形容していいかわからない魅力がプンプンとしていて、すげーっす。これは見ないことにはわからない魅力ですね。そこまで他のキャストが頑張っていたものを全部かっさらっていくだけの力があって、役が乗り移っているのを感じる演技には正直ビビりました。

桐谷健太のどこかおちゃらけているような演技から死を覚悟した鋭い眼差しで魅せる演技の幅の広さも見逃せませんし、柄本佑の安定感も血筋だな、と思わざるを得ません。

唯一の女性、土屋アンナは風貌から何まで作品の世界観にぴったりでした。こういう雰囲気が似合う似合う。歌声も披露してくれているので、ファンの方は必見ですね!

ただ、キャスト目当てで行くとバイオレンス描写がなかなか痛々しいので、苦手な人はご注意ください。

■前作の方が魅力的。

と、今作での若手キャストのお話をしてきましたが、この作品は続編なんですよ。映画の冒頭はその前作を復習できるような作りにはなっているものの、予備知識なしに観るのは正直厳しいのかな、と思います。

自分は『GONIN サーガ』を観てからの『GONIN』だったので、人物関係の整理をするのに必死になりながら観ていました。なので、順番に復習をしてから劇場に足を運ばれることをおすすめします。

前作『GONIN』を後から見て、今作との繋がりが見えてきたのですが、音楽はまるまる同じだったり、話の構図も同じだったりします。歴史が繰り返されている様がよくわかります。

前作の映像がフラッシュバックで挿入されたりとファンにはたまらない演出もたっぷりありますが、個人的には前作には及ばなかったなと思いました。

現在、大物俳優として活躍している佐藤浩市、椎名桔平、本木雅弘、竹中直人、ビートたけしなどの豪華なメンバーが集まっていた前作とどうしても比べてしまうからでしょう。

根津甚八は前作に引き続き、同じ役で出演していますが、色々と持って行きます。存在感がさすがですね。

前作に引き続き、バイオレンス描写は見応えがあります。がっつり殴り合い、蹴り合い、時には一方的だったりもしますが、痛いです。銃声も重くて、血の吹き出し方が美しいんです。ブシャーって。

まとわりつくようなバイオレンスさが魅力的で、ここには痺れさせられました。

哀しい復讐劇として若手キャストの演技が堪能できるので暴力的な描写が平気だよって人は観てみるといいと思います!