[映画の感想]『イントゥ・ザ・ウッズ』泣く子も笑うクリス・パイン。 B+

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イントゥ・ザ・ウッズ

Into the Woods/監督:ロブ・マーシャル/2014年/アメリカ/124分

劇場公開日:2015年03月14日劇場公開 公式サイト

鑑賞日:2015年03月17日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7 TCX にて

映画川柳

悲しくも おとぎ話の その先か

予告編

ざっくり、あらすじ

森に迷い込んで、しっちゃかめっちゃか

魔女(メリル・ストリープ)に呪いをかけられたパン屋夫婦(ジェームズ・コーデンとエミリー・ブラント)が森の中でシンデレラ(アナ・ケンドリック)や赤ずきん(リラ・クロフォード)

ジャック(ダニエル・ハットルストーン)とてんやわんやの大騒ぎをするおとぎ話のその後を描いた作品。

感想、思ったこと

■『レ・ミゼラブル』以来のザ・ミュージカル。

本作はミュージカル作品といえば、ロブ・マーシャルと言ってもいい程の名監督の作品です、そこに世界のディズニーが組んでいるとなれば間違いないだろうなと期待値は跳ね上がるんですよね。正直、可もなく不可もなくな作品になっていました。

お話としては、魔女に呪いをかけられたパン屋夫婦が森の中で赤ずきん、シンデレラ、ジャックと豆の木のジャック、ラプンツェルと出会い、それぞれの願いを叶えハッピーエンドになりました、ちゃんちゃん……と思ったら大間違いという話です。とっ散らかってます。個人的にはこういったブラックユーモアな内容は大好きで、ハッピーエンド嫌いでもあるのでご馳走様です!って感じでしたね。

元々、ブロードウェイミュージカルだったものを映画化したものなので、楽曲にハズレはなく、しっかりとしたミュージカル作品だったなと思います。 セリフを含め歌うというのは自分の中では2012年のトム・フーパー監督の『レ・ミゼラブル』以来なので、久々にザ・ミュージカルを観たなーという感じですね。楽曲のモチーフになるようなメロディを他の楽曲にも部分的に使ったりするリプライズもあったりして、ああこれは舞台で観たいなと思ってしまいました。

というのも本作の脚本を担当しているジェームズ・ラパインが原作のミュージカルも手掛けているので、登場人物たちの画面の中での動かし方など、どことなく舞台的な動きがあるように感じました。それが、決してマイナスという訳ではないのですが、映像としても見せようとするので何だか中途半端な印象を受けました。森の中というシチュエーションのせいでもあるのかな、とは思います。

ミュージカル映画ということで、みんな歌います。ずっと歌っています。あ、ナレーションだけナレーションです。

注目して欲しいのは、やっぱりメリル・ストリープ扮する魔女ですね。本作の演技でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされていますが、納得できる圧巻の歌唱を見せてくれます。いやーさすがですね。こんなに情感たっぷりに歌い上げてくれると悪い魔女のはずなのに魅入ってしまいます。

あとは、大好きなアナ・ケンドリックが可愛いっていうこととアカデミー賞授賞式を思い出してしまい笑いそうになりましたが、やっぱり可愛いです。そして、彼女の歌唱も安心できるんですよね。そんな中で赤ずきんが一番歌えるんじゃねーかと思ったら、彼女ブロードウェイ女優でした。リラ・クロフォード覚えておきましょう。エミリー・ブラントが足を引っ張っているとかということはないんですが、この並びだとどうしても物足りなさを感じてしまいました。でも、個人的には彼女の役回りがディズニーらしくないので非常に好感を持ってます。

男性陣で注目すべきはジャックと豆の木のジャック役ダニエル・ハットルストーン。レミゼでガブローシュを演じた少年です。ちょっと頭の悪い感じの表情がよかったですし、木を登りながら歌うシーンなんかは楽しかったですね。ジェームズ・コーデンは最近、音楽映画によう出てるので割愛します。ごめんなさい。

■だって、クリス・パインなんだもん。

そして、本作で最も注目しなくてはならない俳優がクリス・パインです。クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワースと並び世界三大イケメンクリスの一人(なにそれ)です。最近はクリス・プラットにその座を奪われそうな彼ですが(それも知らん)今作ではイケメンを捨て、大胆な笑いを取りに来ているのです。これがもうやばいです。今後『スター・トレック』を真面目に見ることができなくなりそうです。

何がチャーミング王子だ、このやろー!弟の方がイケメンじゃねーか!

ラプンツェルといい感じになる王子をビリー・マグヌッセンという俳優さんがクリス・パインよりも映画の中でもイケメンぶりを発揮しているので目の保養にどうぞ。彼は『ザ・イースト』にも出ていたと思うので、そちらも面白い作品なのでぜひ。

そして、ここまで一切触れなかったあの方は、本作でもそういう扱いなので触れません。だから、俺は彼を押し出さない方がいいのにと思うわけです。それだけで満足度が下がって口コミ評価は下がるのですから。まぁいいです。

というわけで、アゴニーと滝で熱唱するチャーミング王子ことクリス・パインをぜひ劇場の大スクリーンで確かめてきてください(笑)

■話は変わって、映画館の話。

大スクリーンで思い出しましたが、TOHOシネマズ六本木ヒルズが3月13日にリニューアルをしたということで、ちょっとワクワクしていったのですが、マイナーチェンジでしたね。

スクリーン7はTCXスクリーンとドルビーアトモスの導入に加え、リクライニングシートが最前列、その後ろにフットレスト付きのラグジュアリーシート、そして日本橋にも導入されているボックスシートが設置されていました。前方の2種類の座席は相当ゆったりできるようなシートになっていて、睡魔との戦いを誘発しそうなレベルかと思います。スクリーン7のあの大きさをあんな前で観るのは少し勇気が入りそうですが、贅沢な映画体験としてはいいのかな、と思います。

船橋のスクリーン4で見慣れているドルビーアトモスのスピーカーではなかったので、あれがヴィヴ・オーディオっていうシステムなんですかね。残念ながら『イントゥ・ザ・ウッズ』は対応作品ではなかったので、対応作品が公開され次第体感しに行きたいなと思います。

その他のすべての座席も黒の新しいタイプの座席になっていましたし、内装も黒基調の反射を抑える作りになっていたので、他のスクリーンも同じように揃えられているのではないでしょうか。

と、最後は話が逸れてしまいましたがミュージカル好きっていうのもあるので個人的にはまあアリだなと思う作品でした。

子供向けではないですし、ハッピーな気持ちになれる訳ではないのでデートにもあんまり向いてないのかなと思いますが、気になる方は観てみてください。

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