[映画の感想]『俳優 亀岡拓次』この人生だけは主役でいたい。

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[映画の感想]人気ユニットTEAM NACSの安田顕が、主演なのに役柄が脇役という何ともおかしな設定の『俳優 亀岡拓次』の感想です。演技以外は不器用なダメな男を微笑ましく描いていく温かい作品でした。

俳優 亀岡拓次

(C)2016「俳優 亀岡拓次」製作委員会

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俳優 亀岡拓次

監督:横浜聡子/2015年/日本/123分

劇場公開日:2016年01月30日劇場公開 公式サイト

映画川柳

今度こそ 主役演じて 幸せを

ざっくり、あらすじ

脇役、やります。

どんな役でも器用にこなす俳優・亀岡拓次(安田顕)が、とある撮影の際に訪れた居酒屋の女将(麻生久美子)に出会い恋をする姿を描いた、シンプルな物語を温かく見守る作品。

感想、思ったこと

TEAM NACSって大泉洋と愉快な仲間たちっていうイメージが初めはあったんですけど、他のメンバーの活躍も目に入り本当に器用な方々の集まりなんだなーと感じてます。中でもここ最近の変幻自在の安田顕はすげーなと思っていたら、この映画ですよ。なんすか、もう。

■主役なのに脇役

安田顕って主役をやるような方じゃないですよね。失礼なこと言ってますけど、助演男優としての安定感が半端ないんですよね。それでいて、一癖も二癖もある役を平気で演じきっている印象があります。

そんな彼が主役ですよ、主役!でも、役柄は何でも演じる脇役ってもう、まんま本人じゃないですか!実際にこんな風にいいように使われている役者さんっていると思うし、安田顕自信がそうなのかも知れない、それはわからないですけど何の違和感もなく脇役俳優を演じのけてるので、きっとそういうことなのかも知れないなーなんて思ってしまいました。

主役なのに脇役って何だか悲しいですけど、それがピッタリっていうんだから、そのままその道を極めればいいんですよね。そんな男の生き様がコミカルに描かれています。どっと大笑いをするような作品ではないですけど、クスクスがずっと続いていくような映画です。

アドリブで演技をするという演技はもう本当にお酒飲んでアドリブでやってんじゃないかと思うほどの違和感のなさで、この人なんていう演技力を持っているんだと思うほど。

何をやっても器用に演技をこなす一方で、自分の人生、まあある意味主役を演じることがとことん不器用で、こういうのって誰でも共感できるような部分があるように感じました。そして、自然と応援したくなります。

■脇役俳優のための脇役が豪華

そして、そんな脇役俳優亀岡拓次、安田顕の周りを固める脇役の脇役が何だか無駄に豪華で観ながら「あ、この人!」「え、嘘。何やってんの?」みたいな驚きと共に楽しめます。

ヒロインとして登場するのが麻生久美子。この方も見事に居酒屋の女将化をしていて、この作品の空気感をがっつり作ってます。

染谷将太、浅香航大といった若手キャストから山崎努、三田佳子、杉田かおるなんていうベテランの方々ともう素晴らしいです。

個人的には、脇役にいつもいて欲しい新井浩文の出演が嬉しかったですね。主役より脇役が似合うって嬉しいのかわからないですけど、僕は主役より好きになることが多いです。

器用に人の顔色見ながらいい人を演じるのも大事なことだとは思いますけど、自分の人生でしか主役は演じられないのですから、生き方見直したいですね(笑)

予告編