[映画の感想]『ピッチ・パーフェクト2』前作を超えるアカペラ。 A+

pitch perfect2

(C)Universal Pictures

[映画の感想]前作『ピッチ・パーフェクト』がようやく日本で公開されたと思ったら、もう続編が観れるなんて幸せです。今回のアカペラパフォーマンスは圧巻で、前作をはるかに上回るセンスのよさでした。笑いあり、涙ありの青春アカペラ物語、最高です。

 

ピッチ・パーフェクト2

Pitch Perfect 2/監督:エリザベス・バンクス/2015年/アメリカ/115分

 

劇場公開日:2015年10月16日劇場公開(TOHOシネマズ六本木のみ10月09日より先行公開) 公式サイト

 

映画川柳

 

待っていた 映画がここに ありました

 

予告編

 

 

ざっくり、あらすじ

 

栄光と挫折、そして……。

 

アメリカ王者となったアカペラグループ・バーデンべラーズが次に挑むのは世界大会。ベッカ(アナ・ケンドリック)を中心に、部の存亡を懸けたアカペラ女子たちの栄光と挫折が描かれた作品。

 

感想、思ったこと

■真っ当な評価は下せません。

先に断っておきます。『ピッチ・パーフェクト』という作品に関しては思い入れが強すぎて、真っ当な評価を下すことが難しいです。そのため、「こいつ何言ってんだ」感が出てくると思いますが、ご容赦ください。

10月09日の当日のこと。TOHOシネマズ六本木で先行上映をやるというのは聞いていたけど、スクリーン7でやるとは聞いてないよ。と仕事の合間に観に行かせてもらいました。

スクリーン7は六本木で一番大きなスクリーンで『ピッチ・パーフェクト2』自体はTCXにもドルビーアトモスにも対応しているわけではないのですが、大きなスクリーンで観れるなら観ない手はないなと、先行上映当日に観ることを決めたわけです。

1作目が日本に入ってくる前からアナ・ケンドリック好きが講じて輸入した日が遥か昔に感じられるほど、待ちに待った日本での続編公開なわけです。

冒頭のファンファーレの時点で泣きそうでした。

 

何はともあれ、最高でした。最高。

 

観た直後にツイッターでは、こんなつぶやきもしています。

これは、前作の感想でも書いたことなのですが、『ピッチ・パーフェクト』のポイントでもあると勝手に思っているアレがなかったんですよね。これは個人的に非常に残念でした。

気にすることじゃないんですけどね。物語と全然関係のないことだし。

 

ネタバレになってしまうのも嫌なので、前作の感想から推測してください。

 

正直言って、話に何の面白みもないって言われればその通りだと思うし、穴だらけって言われたら、それはその通りだなって思います。今作も前作同様中身は薄っぺらい青春物語です。

前作と今作、どっちが好き勝手言われると、ちょっと難しいですよね。でも、まだ前作の方が中身が詰まっていたなって思います。

今回は結構、女子女子していて、色々なことをネタにしすぎているので前作以上に合わない人も出そうな気はします。女子パワー全開ですが、前作にハマった人なら楽しめるかと。前作よりひどいと言えばひどいけど。

なんたって話の構図としては前作と実はほとんど変わっていないんだもの。栄光と挫折。ちょっと世界が広くなった彼女たちがぶち当たる壁。わかりやすくていいです。

 

そんな物語のことはどうでもいいんです。アカペラを含めたパフォーマンスの数々とふざけにふざけたコメディがこの作品の最重要項目だから。

今回はふざけ方がよくも悪くも豪華で、ファット・エイミー(レベル・ウィルソン)とバンパー(アダム・ディバイン)にはしてやられましたね。何なの、このドヤ顔合戦ってなります。

 

パフォーマンスに関しても前作をはるかに上回るものがあったと思います。選曲とかに関しては、もはや好みとしか言いようがないですけどね。自分は2のサントラを馬鹿みたいにリピートしていたにも関わらず、映像と一緒になった時の興奮は凄まじかったです。

「これはこう使われるのか」「このパフォーマンスはやべー」ってどの曲が次に来るか知っていても発見しかなかったってのはすごいなーと思いつつ、少しサントラ聴いてしまったのを後悔もしたりしていました。

いやーパフォーマンス素晴らしかった。

 

■オリジナル楽曲とベラーズ

1作目からベラーズは明らかに成長していて、パフォーマンスもいい意味でチャラくなっているのをオープニングから見せつけられます。そして、部の存亡を懸けることになる大問題発生です。

いきなり爆笑させてくるあたりはお見事としかいいようがないですね。オープニングの会場でアナ・ケンドリック歌ったことあるよね、たしか。

 

そして、そこに入ってくるのがヘイリー・スタインフェルド演じるエミリーの登場ですよ。ヘイリーは『トゥルー・グリッド』で話題になった可愛い女の子です。いい成長してますね。最近では『はじまりのうた』にも出てて、ノリに乗ってるなーって思います。普通に歌手デビューしてます。

 

エミリーはベラーズの新メンバーなわけですが、オリジナル曲を持ってくるんですよ。今まで彼女たちがやっていたアカペラってあくまでもカバー曲だったわけで、「何それ?!」ってなるんですよね。

でも、ベッカ(アナ・ケンドリック)がぶち当たる壁は「カバー?マッシュアップ?そんなの面白くなくない?」っていうところ。前作で、ベラーズの王道なアカペラに対して「そんなのダサくない?」って言っていた自分が今度は同じことを現実に突き付けられることになる。

 

自分が見ていた世界って狭いんだなって思わされた時ってすごく自分が小さくなった気がして、不安で、怖くて、どうしようもなくなるのがわかります。

 

で、話を元に戻します。その「何それ?!」ってなっていたオリジナル曲ですが、いい曲なんですよ。「Flashlight」サム・スミスらが書き下ろした楽曲なのですが、彼女たちの境遇に合っている上に、もはや卑怯と言ってもいい演出とアレンジで歌われるんです。

ここが本当に巧すぎるんですよ。ベラーズなんですよ。何なんですか、ツボを押さえられすぎてて、ツラい。

 

そんなクライマックスが待っていたら涙なしには観られないですよ。まさか、泣かされるなんてとは思いましたけど、参りました。

そして、3へといくらでも繋げられる最高のラストカット。ああ、もうダメだこりゃ。

 

あ、もう一個物足りなかったのは、スカイラー・アスティンが活躍してないこと!うん。

 

最後までめちゃくちゃなことになっていますが、前作好きな人はぜひ、観に行って欲しい作品です。身体を揺らして楽しみましょう。

これは、何度か映画館に足を運ぶことになりそうです。

 

 

ピッチ・パーフェクトを日本で公開してくださった方々に感謝します。

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