[映画の感想]『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』で有名な新海誠監督の最新作。観てきましたよ。期待値をだいぶ上回ってきました。よかったです。過去作と比べても最高傑作なんじゃないかってくらいのエンターテイメント作品になっていました。
君の名は。
監督:新海誠/2016年/日本/107分
劇場公開日:2016年08月26日劇場公開公式サイト
映画川柳
君の名を いつか忘れる それまでに
ざっくり、あらすじ
東京に住むイケメン男子にしてください。
ひょんなことから身体と中身が入れ替わってしまった東京に住む瀧(CV.神木隆之介)と三葉(CV.上白石萌音)。お互いの生活を上手く楽しんでいたが、ある日パタりと入れ替わることがなくなる。心惹かれ合う二人の姿を描いた作品。
感想、思ったこと
8月31日にこうやって久々の映画感想記事をアップしているのが、何だか「夏休みの宿題を最終日に頑張りました」みたいな感じがあって、ちょっと楽しい。はい、どうでもいいですね。
そんなことより『君の名は。』よくて、もう久々に泣く事案発生です。好みの話過ぎでした。
この映画の話を誰かとしたい。させろ、あほ!
■『シン・ゴジラ』と『君の名は。』
一見、関係なさそうな今年の夏を代表する東宝配給作品なんですが、どちらも同じテーマの作品なんですよね。だから、今こうやって映画館で両方観られるってすげーなって。
どう考えても同じテーマの作品に見えないと思うのですが、観ればわかるはず。『シン・ゴジラ』も『君の名は。』も震災があった今でしか描くことはできなかったし、こうやって心に響かせることはできなかった。直接的に描いているわけではないけれどね。
「ゴジラ」が事実的に嘘を描いているのに対して、「君の名は。」どこまでも物語としてファンタジーを描いているということで同じことを別の見せ方をしているので見比べると思うことが色々出てきそう。
東日本大震災から日本で色々と映画は作られてきたけど、ここにきてこうやって昇華されていくのを観ると乗り越えてきたんだなーと、そしてこれからも向き合わなければいけないんだなーと思う。
忘れられないと思うけど、忘れちゃいけない。
全力で生きようとする高校生の笑いあり涙ありの青春物語アニメ。見逃したらもったいないですよ、こりゃ。
とりあえず、もう一回映画館で観ようっと!
にしても、川村元気のプロデュース能力、恐ろしいですね。
今年はこの後、『怒り』と『何者』が控えているってのがまた、恐ろしいです、いやーほんと。