どうも、映画おバカ・manabu( @mnbspark )です。今回は、A24とジョシュ・サフディ監督がタッグを組んだ話題作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』をレビュー。
今作の主演は、飛ぶ鳥を落とす勢いのティモシー・シャラメ。実在の卓球選手にインスパイアされた作品とのことですが、熱血スポーツ映画だと思ってポップコーン片手に観に行くのだけはやめて!クズ野郎の映画です。

マーティ・シュプリーム 世界をつかめ
● 共感度0のクズ男なのに目が離せない
● ティモシー・シャラメのイケメン具合は特殊メイクでも隠せない
● スポーツを題材にしているが、爽快感皆無
原題:Marty Supreme
劇場公開日:2026年3月13日
アメリカ/2025年/149分
監督:ジョシュ・サフディ
音楽:ダニエル・ロパティン
出演:ティモシー・シャラメ/グウィネス・パルトロウ/オデッサ・アザイオン ほか
あらすじ・解説
本作は1950年代のNYを舞台に、実在の卓球選手に着想を得たドラマです。卓球不毛の地アメリカで世界一を夢見る主人公マーティ(ティモシー)が、日本選手への雪辱を誓う!不倫相手の妊娠、選手資格剥奪、資金難と自業自得な泥沼展開へ。共演はグウィネス・パルトロウやタイラー・オコンマら超豪華。サフディ監督の限界人間を描く演出が炸裂し、アカデミー賞9部門ノミネートを果たした狂気と喝采の注目作です!
共感度0%のクズ男なのに、なぜか目が離せない
正直に言います。主人公のマーティ、最初から最後まで好きになれませんでした。
自己中で衝動的で、周りの人間を踏み台にしながら生きているタイプの男。「こういう人間、現実にいたら絶対関わりたくない」と思いながら観ていました。感情移入なんてものはできません。
なのに、画面から目が離せない。
これが不思議で仕方なかったです。感情移入できないキャラクターの映画って、普通は途中で飽きるはずなのに。気づいたら引き込まれていて、気付けばエンドロール。クズを見ていたのに、なんで?という後味だけが残りました。
爽快感も感動もない。でも確実に何かを見せられた感覚。これがこの映画の魅力なのかもしれないです。
特殊メイクのムダ遣い?隠しきれないイケメン具合
実在した卓球選手をプリンス・オブ・ハリウッドとも呼ばれる、ティモシー・シャラメが特殊メイクで「不格好な男」になり、演じています。実際、眉毛は繋がっているし、度の強めなメガネに、ボコボコと管理されていない肌、に仕上がっています。でも無理でした。イケメンが滲み出てました。
眉毛繋がってるのに、「ちょっと残念な見た目の男」に見せたいのに、カメラが顔に寄るたびに「あ、なんだティモシー・シャラメだから、これでもかっこいいやん」ってなってしまいました。
演技の幅でいえば、『君の名前で僕を呼んで』や『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』とはまったく別の顔。あの甘さは一切ありません。観るならそのつもりで行った方がいいです。自分の欲望のためなら他人なんて関係ねえ、最低なクズを演じる新しいティモシー・シャラメが見れます。あ、あとティモシー・シャラメの美しいお尻も拝めます。まさかの披露です。ケツを出してまで卓球にのめり込むマーティ、恐るべし。
スポーツ映画なのに爽快感皆無! でもなぜか惹かれる
ピンポン玉があっちこっちに跳ね回るように、観客を振り回すテンポ感と演出は見ていて飽きず、あっという間の2時間半です。ただ、スポ根映画のような熱い展開やカタルシスを期待するものでもなく。
勝ってスカッとするどころか、全編を通して爽快感は皆無です。なんなら主人公の言動やめちゃくちゃになっていく状況に、不快感すら覚える瞬間があるくらいです。さすがにそれは最低すぎるだろ、と。
不快なのに魅力的という、この強烈な矛盾。人間の生々しい欲望や執着をここまで剥き出しに描けるのは、きっとサフディ監督の演出力があってこそだと思います。綺麗事を並べた映画に飽き飽きしている人には、バッチリハマるはず。
関連作品はサブスクでチェック!
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※次ページではネタバレ全開で書いています。ここから先は、鑑賞後の方、ネタバレOKの方のみお進みください。

