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[映画の感想]『亜人 第1部「衝動」』宮野真守の存在感と死とは何か A

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[映画の感想]11月27日より公開となる『亜人 第1部「衝動」』を東京国際映画祭にて一足早く鑑賞してきました。思っていた以上に面白い作品でした。主人公演じる宮野真守さんの圧倒的な存在感と作品のテーマがセルルック3DCGによって巧みに表現されていました。原作のことも少し触れます。三部作の残りが気になって仕方ないです。

亜人 -衝動-

(C)桜井画門・講談社/亜人管理委員会

 

目次

亜人 第1部「衝動」

総監督:瀬下寛之/2015年/日本/100分

 

劇場公開日:2015年11月27日劇場公開(PG12) 公式サイト

 

映画川柳

 

死ぬことで 初めてわかる 自分とは

 

ざっくり、あらすじ

 

僕、亜人でした。

 

亜人と呼ばれる不死身の人類だということを交通事故に遭って、初めて知る永井圭(CV.宮野真守)とそれを追う日本政府の攻防をセルルック3DCGアニメーションで大胆に描いている作品。

 

感想、思ったこと

■こんなに面白いとは!

東京国際映画祭での上映に行ってきましたが、面白かったです!よかった!

はじめは「亜人」ってなんだよと思っていたくらいの調子で舐めてました。ごめんなさい。

 

元々、漫画原作でまだ完結していない作品ということで、今後の展開がどうなるのかはわからないですが、映画化、TVアニメシリーズ化が決まった話題の作品ですね。

一応、映画は3部作で、来年からTVアニメシリーズも開始されて、TVアニメシリーズは同時にNetflixでも配信するそうなので今から楽しみです。

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作品自体は「亜人」と呼ばれる不死身の人類とそれを研究したい政府の攻防を永井圭という主人公の高校生を中心に描いてるんですよ。

「人と違う」っていう差別とか「人間とは」何なのかとか「死ぬ」ってどういうことなのとか作品のテーマになることがいくつかあって、それがしっかり伝わってきました。

もちろん、まだ1作目で、原作の漫画でいうと1巻とか2巻くらいの話の量なので、答えが指し示されるということはないんだけど、映画を観ながら色々と考えてしまうこと間違いなしですね。

[追記]

原作チェックしたところ、内容は3巻までの内容になっています。その中でカットされているエピソードもあって、今後描かれるであろう部分もあるので、まだ判断できないですね。

モノクロのせいか、原作の方がややグロテスクに感じます。ただ、音響効果や声が入ることで「痛み」に関してはアニメになった方が増幅してるので気を付けてください。

 

今回のアニメーションはセルアニメ、よく観る2Dの平面的なアニメのように見せる3DCGアニメなんですね。制作スタジオはポリゴン・ピクチュアズで「シドニアの騎士」をアニメ化したところで、それと同じ手法が使われています。ちょうど、去年の今頃劇場公開されていた『楽園追放』っていう作品も同じ手法が採られていたんですけど、進歩してるんだなーと思いました。アレもかなり凝った作品で、テーマも面白かったし、メカデザインとか好みでした。

それよりも格段に滑らかな動きになって、はじめこそ違和感を感じるんですけどだんだん気にならないし、むしろこの手法でないと黒い幽霊の描写は活きてこないなと思いました。

亜人の能力として黒い幽霊(劇中でちゃんと説明があるような、ないようなものなので、詳しくは書きません)を出すことができるんですけど、そいつが平面でペターっと描かれてたら面白くなかったし、アクションシーンに迫力出せなかっただろうなーと思うのです。

 

音楽はもちろん音響もかなり力入れてるなーと感じましたし、アニメだと侮るなかれという感じの作品です。

 

■宮野真守の演技力、すごい。

主人公の声を演じているのが、宮野真守なんですが、すごいですね。これ、映像出来る前に声を録音するというやり方してるんですけど、違和感ないですし、むしろ映像ない中でよくこれできるな!と感動すら覚えるレベルです。

主人公の心理を声で的確に表現するのって難しいと思うんですよ。それを映像がない中でやるなんてすごすぎる。

自分が「亜人」だったということを知って取り乱す演技から、通常の静かな演技まで100分の中で色々な表情が見れる(聞ける)のはファンの方にとっても楽しいと思います。

全然、興味ないっていう人もこれが事前に録音されて、後から映像ができたっていうのを頭の片隅にいれておくと声優さんの凄さを思い知ることができるはずです。

 

『ミニオンズ』でふざけてるだけじゃなかったのね。

これだけ静かに存在感を示せるって尊敬に値します。

宮野真守以外の声優陣も豪華で最近何かと名前を見かける細谷佳正、安心感のある大塚芳忠、クールキャラといえばの櫻井孝宏などなど聞いているだけで耳が喜びそうなラインナップなので、このあたりも注目してみてください。

 

■今後が気になるよ

何はともあれ、面白い映画です。今年観たアニメ作品(あまり数は多くない)の中では一番のお気に入りですね。色々考える余地もあるし。

少々、グロテスクで痛いシーンもあるにはあるんですが、アクションシーン含めかっこいい部分の方が多いです。それに音響もこだわってるように感じたので、劇場のいい環境で堪能して欲しいなーと思います。

それにしてもラスト、いい感じだったなー。続き気になって気になって仕方ない。

エンドロールのflumpoolの曲もマッチしていたので最後の最後まで楽しめる作品でした。

 

今後、技術が進歩しながらの続編となると思うので、より迫力のある映像が楽しめるのかと想うと、もうホント待ち切れないです。

 

予告編

 

 

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亜人 -衝動-

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