[ロンドン]映画が好きだから何かちなんだ旅行がしたくて選んだものがハリポタのスタジオツアー。行く前に作品の復習をバッチリして行ったため、あれもこれも感動ばかり。映画の舞台裏が気になる人は行かなきゃ損だよ。
メイキング・オブ・ハリー・ポッターに行ってきた
ということで、ロンドンはワトフォード(結構郊外)にある映画『ハリー・ポッター』シリーズのスタジオツアーに行きました。完全予約制なので事前にチケットを入手しないといけないです。
なので行き方としては、
・日本でオプションツアーとして申し込んでおく
・全部自分でなんとかする
のざっくり2通りがあると思います。ロンドン旅行を代理店などで申し込むときに一緒に申し込んでおいたり、元々ツアーに組み込まれているものなんかがあれば簡単でいいと思います。
僕の場合はフリープランのロンドン旅行をJTBで申し込んでおき、「全部自分でなんとかする」という方法をとりました。出発前にスタジオツアーに行きたい日時を決め、チケットを購入しました。当日は、電車に乗って、専用シャトルバスに乗ってと頑張りました。
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直接チケット購入ができる公式サイトはもちろん英語です。
ワトフォードジャンクション駅とシャトルバス
自分でなんとかする場合、スタジオツアーに参加する前に立ちはだかる移動という課題。というのも、ワーナーのリーブズデンスタジオがロンドン郊外のワトフォードってところにあるんです。ロンドンの中心街からだと1時間以上掛かると思います。
簡単に行き方を書いておこうと思います。スタジオツアーの最寄り駅はワトフォードジャンクション駅です。電車マップの端っこの方に載っている駅だし、あんまり栄えているところではないので、ここで合ってるのかなと不安にもなります。でも、とにかくワトフォードジャンクション駅を目指してください。
結構距離があるので、地下鉄とか交通機関を利用する際に使えるOysterカード(ロンドン版suica、PASMO)利用する場合はしっかりばっちりチャージしておかないと残高不足になるのでお気をつけ下さい。
駅を出たらハリポタ柄のバスを探してください。タイミングがよければいるはずです。駅前がすぐにバス停になっているので待っていればすぐに来ると思います。見たら「あれだ!」となるはずです。
バスに乗るとすぐに往復代金を支払って、レシートみたいな乗車券をもらいます。すんげーちゃっちーですが帰りも使うのでなくさない方がいいです。この時、スタジオツアーの入場チケットあるかチェックされるので予約した時に印刷したもの持ってたほうがいいです。
バスは15分くらいでスタジオに着くんですけど、その間に車内ではハリポタスタジオツアーへのテンションを高める映像が流れてます。とにかく、ドキドキワクワクを煽ってきます(笑)
チケット発券して、入場!
無事、スタジオに到着したら入り口脇にあるチケット引き換えコーナーみたいなところで入場券を発券します。カウンターと自動発券機があるんですけど、自動発券機の方が空いてます。英語でなんか色々書いてあるけど、大丈夫です。なんとかなります。
キャラクターが描かれたチケットでした。なんで、この子たちなのかはさておいて、3枚ある理由は入場券とガイドブック引換券と音声ガイド引換券のセットで申し込んであったからです。さすがに、全部英語じゃツラいなっていうのもあって日本語対応の音声ガイド欲しいなーと思っていたらセットがお得だったという訳です。にしてもなんでこの子たちなんだろう。
チケットには予約した入場時間が書いてあるので、それに合わせて待機列に並びましょう。時間がある場合でも、カフェがあるしグッズを先に見ておくこともできるので安心です。
入場前に必要な方は音声ガイドも手に入れてください。ちなみに、引換券持ってカウンター行ったら、「一人で来たの?中国人?」みたいなこと言われました。「違うよ、日本人だよ」って言ったら「あら!……日本語に設定しといたわ」みたいな感じでiPhoneを利用した音声ガイドを渡されました。ただ、動作が安定しなかったので勝手に再起動しまくりました。
中に入ると、そこはもう魔法界!
入場までにひたすら並び、シアタールームに通されるとハリー、ロン、ハーマイオニーからのメッセージ動画を見ます。動画が終わってからの演出が素晴らしい。これは鳥肌モノでした。
中に入ると、もうハリー・ポッターの映画の世界に入り込んだかのような錯覚に陥ります。「ああ、これであのシーンを撮影したのか」「ああ、あの時の衣装だ!」って歩いているとあっという間に時間は過ぎ去っていきます。箒にまたがってグリーンバック撮影も有料ですができます。来た記念に外せないと思います。
オプションツアーとかで申し込むと時間制限があったりするので、じっくり堪能したい方は自分でなんとかしましょう。
こういう小道具も実際に使われていたもので、その時々のエピソードなんかが音声ガイドで聞けるので、お腹いっぱいになります。
音声ガイドには、展示のあるものの紹介だけでなくメイキング映像なんかも収録されていてそれを観ているだけでも時間が掛かります。半日は必要ですね。
スタジオが2つあって、1つ目を出ると屋外スペースになっていました。そこでは休憩が出来るようになっていて、バタービールが飲めたりもします。
その中央にででん!とあるのがホグワーツの印象的な渡り廊下です。これ、まっすぐじゃなくてガタガタ歪めて作られていて、中を歩くとそれがよくわかりました。とにかく、ここではみんな記念撮影してました。
もう1つの建物に入ると特殊メイクなどのテクニカルな部分に焦点を当てた展示になっていて、設計図だったり、魔法界の生き物たちの模型だったりとてんこ盛りです。
そして、スタジオツアーのクライマックスは撮影に使われていたホグワーツ城が待っています。原作でホグワーツの全容が明かされるたびに増築していったとか。これ相当の大きさでぐるっと周りを回れるようになってるんですけど、やばいです。見入っちゃって、なかなか先に進めない(笑)
結局、5時間くらいいた
正直、行く前はそこまでハリポタが好きというわけでもなく楽しめるかなという気持ちがあったんですけど、行ったらとんでもなく楽しくて映画が好きでよかったなと思いました。
11時の入場で結局16時くらいまで居続けてしまったので、行く人は、絶対に余裕を持ってスケジュール組んだ方がいいです。
映画関係者たちの名前が記された杖の箱ゾーンでは、役者さんたちの箱を探すのが楽しかったです。スタッフに聞けば教えてもらえるみたいなんですけど、主要メンバーの箱は皆が触っていてテッカテカになっています。だから、結構すぐに見つけられるかも。にしても、すごい量でした。
グッズショップもユニバーサル・スタジオ・ジャパンと被るものももちろんあるんですけど、それ以上の品揃えでとんでもないことになっていました。散財注意です。映画好きとしては、スタジオツアーに参加した記念が欲しかったのでカチンコを買ってきました(笑)ハリポタガン無視(笑)
そして、さいごに
2016年1月14日に『ハリー・ポッター』シリーズの先生たちの中で圧倒的な存在感を魅せてくれていたスネイプ役のアラン・リックマンがお亡くなりになられました。好きなキャラクターであり、俳優の一人でもあったため、ニュースが信じられなかったです。悲しいです。そして、惜しい人をまた亡くしたなという思いでいっぱいです。
このスタジオツアー内には彼が衣装として着ていた服の展示ももちろんありました。魔法薬学の部屋とその衣装の展示を今、見ると淋しさが溢れてきます。
そんなこんなで、少々、暗くなってしまいましたが、映画好きにはたまらない映画の舞台裏が楽しめるハリポタのスタジオツアー。増築(駅のプラットフォームが出来て、カートで突っ込む写真が撮れる)があったり、冬はホグワーツ城に雪が積もっていたりと行くタイミングによって楽しみが増えるようです。
ハリポタのスピンオフが公開を控えているので、ロンドンに行く機会があればぜひスタジオツアーまで足を運んでみて欲しいです。必ずや笑顔になれると思います。