[映画の感想]非常に豪華な製作陣と売れっ子俳優を声優に起用した、話題作。東宝でプロデューサーはあの川村元気ってもうさ『君の名は。』狙ってるとしか思えない映画です。けど、君の名は。とは全然違いました。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
総監督:新房昭之/2017年/日本/90分
劇場公開日:2017年08月18日劇場公開 公式サイト
映画川柳
もういいよ どこから観ても 一緒でしょ
ざっくり、あらすじ
もしも、あの時、ああしていたら
花火大会のある日、典道(CV.菅田将暉)は「もしも」の世界で同じ日を何度もやり直すことになる。クラスメイトのなずな(CV.広瀬すず)との青春物語なのだろうか。
感想、思ったこと
この夏、話題のアニメであることは間違いない。打ち上げ花火なんとか。パンフ買うのに全部言うの面倒で、店員さん「打ち上げ花火、下……ですね」って誤魔化したもの。うーん、期待しすぎたのかなとは思ったけれど、予想以上に応えてくれなかった。そんなもんか。
■『君の名は。』を狙ったのかな。
もう、夏の映画で、アニメで、川村元気プロデューサーってなったら、映画見てる人はそういう気持ちになっちゃう。今年も当ててやるか、みたいな。
実際のところは、去年の特大ヒット『君の名は。』みたいなエンタメ作品ではなくて、観る人を選ぶだろうクセのあるアニメ。そっか、これシャフトだもんね。
まどマギや物語シリーズを観てきた身としてはお馴染みの新房昭之とシャフトだから、そりゃクセの一つや二つあるよね。というかクセしかないような気もしてくる。
岩井俊二と大根仁と新房昭之ってみんな方向性違うし、映画の中でケンカしちゃうよね、きっと。
よく言えば、文学的作品で行間を読むような映画。ただ、色々すっ飛ばして話が進んでいくし、何の共感もできないまま登場人物たちは何か悩んだり、いちゃこらしはじめるから、気持ちが追いつかず、話が頭に入ってこないという。
■花火を横から見るとは
もうどっちでもよくね?って少年たちが言ってしまうんだけど、それはこっちのセリフだとイラッとした。けど、この映画は別に打ち上げ花火をどう見るかなんてはじめからどうでもいい話でした。
下か見ようが、横から見ようが花火は花火。でも、この映画はその辺の表現をファンタジックにアニメならではの描写で見せてくれていたので面白かったなぁ。こんなのありえないとか言われてたけど。
声優さんたちについては、何も言わない。うん。察して。
主題歌、いい曲だね。DAOKOと米津玄師。打上花火。
ああ、今年は花火大会行かなかったなぁ。
おわり