[映画の感想]『ナイトクローラー』のめり込んでしまえば戻れない。 A

シェアする

ナイクロ

©2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

スポンサーリンク

ナイトクローラー

監督:ダン・ギルロイ/2014年/アメリカ/118分

劇場公開日:2015年8月22日公開予定 公式サイト

映画川柳

事件、事故 もっと撮りたい その先も

予告編

ざっくり、あらすじ

報道パパラッチ始めました。

グダグダな生活を送っていたルー(ジェイク・ギレンホール)は、事件現場を撮影する報道パパラッチの存在を知る。

そして、報道パパラッチを始め、ハマっていく彼の姿を描いた作品。

感想、思ったこと

■のめり込むってこういうことですか。

公開前の映画ですが、イギリス旅行に行った際に鑑賞しています。はっきり言って、気持ち悪いです。残酷な描写とかそういうことでなくて、人が何かにのめり込んでいく様を見ているのに気持ち悪さを覚えるという感じです。ジェイク・ギレンホールの演技力あってのことなんでしょうけど。

事件や事故が起きると、そこへ駆けつけて現場映像を撮り、その映像をテレビ局へ売るというのが報道パパラッチの仕事です。目の前で人が苦しんでいようがいまいがお構いなく撮影をするんですけど、どうなのそれ?っていう姿を主演のジェイク・ギレンホールが怪演しております。最近、なんか癖のある変態役多くないですかね。似合うからいいんですけど。

とにかく、そののめり込んでいく様が見事でその気持ちわからなくもないけど、ちょっとやりすぎじゃない?という気持ちになるのです。

映画好きとして、毎年何百本という映画を新旧問わず見まくっている自分も結局は外から見れば、こういうのめり込んだ気持ち悪さを発しているんだろうなと思います。ハッと我に返ったときの恐ろしさ、気持ち悪さがこの映画にはあるのかなと思います。

■「面白い」けど「面白くない」

何はともあれ、人間の気持ち悪さが描かれている面白い映画であることに間違いはないんですが、この主人公を気持ち悪くさせているのって結局は僕たちなんですよね。テレビで流れる事件、事故のリアルな映像って見ちゃうじゃないですか。そういうのを求めてるんですよね、知らず知らずのうちに。

そこに世間に認められたいと思う主人公の気持ちが相まって……のめり込んでいく、狂っていく。この映画のクライマックスで描かれていることって、今後どこでも起こり得そうなことで怖いです。

誰もが動画を撮れて発信できる世の中だからこそ、この狂った主人公が他人事ではなく気持ち悪い存在として見えるのかもしれません。

関連作品