『レッド・ファミリー』家族ごっこで知る本当の家族。 ★★★★

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レッド・ファミリー

붉은 가족/監督:イ・ジュヒョン/2013年/韓国/100分

 

劇場公開日:2014年10月04日劇場公開 公式サイト

鑑賞日:2014年09月12日 【試写】青山シアター(オンライン) にて

 

映画川柳

 

本物の 家族はいつも 喧嘩する

 

予告編

 

 

ざっくり、あらすじ

 

家族ごっこ、頑張ります。

 

北朝鮮工作員による偽家族と

喧嘩ばかりの韓国人家族の交流を描いた作品。

 

感想、思ったこと

■想像以上に考えさせられる。

思っていたよりも、全然面白かったです。

昨年の第26回東京国際映画祭で観客賞を受賞している作品なんですよね。その時から面白いという話は聞いていて、見たかったのですが……『キャリー』の舞台挨拶でクロエ・グレース・モレッツが来日するということで、そちらを優先したのが懐かしいです(笑)

何を考えさせられたかと言うと、家族とは。そして、人とは。

北朝鮮の工作員家族は演技をしているので、そりゃ仲睦まじい様に見えるんですよね。一方で隣に住む韓国人一家は喧嘩の絶えない生活を送っている訳です。実際はどちらの方が家族なんだろうか。 そして、北朝鮮工作員たちは訳あって偽家族と生活をしているんですよね。北朝鮮に帰れば、本物の家族がいる。何を想って家族ごっこをするんでしょうか。

 

■北朝鮮と韓国の南北問題

ご存知の通り、お隣の国である韓国と北朝鮮は未だに休戦中という状態です。この現状が変わればいいのにというメッセージをこの作品から感じ取ることができました。重い問題ではあります。

しかし、この作品はユーモラスに展開させることで、深刻になりすぎない程度に観れると想います。 笑いの要素もたくさんあるのですが、クライマックスには泣けるという落とし方が上手いなと。

 

ラストの”演技”は悲しいというか切ないというか……。 北朝鮮の人も韓国の人も同じ人間なんですよね。工作員であっても、そうでなくても。

 

決して派手な作品ではないですが、じわじわと胸に何かを残してくれる作品でした。