[映画の感想]『娼年』松坂桃李のお尻に注目してください。お願いします。

[映画の感想]松坂桃李が素っ裸で女の人と絡み合うことでも話題の18禁映画、観てきました。端的に言うと、イケメンがひたすらエッチする映画。セックス、セックス、セックス。終始、松坂桃李がセックスしまくるという、とんでもない作品。これを観てしまうと、彼の印象がガラッと変わると思う。2018年、春の衝撃作。

娼年

(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

娼年

監督:三浦大輔/2018年/日本/119分

劇場公開日:2018年04月06日劇場公開(R18+)

映画川柳

セックスを 通じて心 わかり合う

ざっくり、あらすじ

僕は娼夫になりました。

冴えない感じの普通な大学生・森中領(松坂桃李)はバーでバイトをしながら生活していた。ある日、ホストの友達(小柳友)が連れてきた御堂静香(真飛聖)に見出され、彼女の運営するボーイズクラブで働くことになる。そこで出会う女性たちとのセックスを通じて、成長する領を描く作品。


感想、思ったこと

とにかく、松坂桃李がセックスをする映画。それ以外の何物でもない。元々そういうものだと思っていたけれど、その想像を超えていく量の性描写が2時間の中にぎゅっと濃縮されてた。ちょっと、やりすぎ。

■セックスはただのスポーツ?

お話の内容としては、ちょっとしたオムニバス形式で松坂桃李が演じる領と出会う女性の物語をいくつか組み合わせていく感じ。一度品定めをする女性や特殊なエクスタシーを持つ人など、単調になりそうな性描写も彼女たちのバックグラウンドと共にバラエティに富んでいるので、色々と楽しめる。
最初は「セックスは手順の決まったスポーツ」というような表現をする領が、相手を満足するためにはそれだけではいけないことを学び、成長する様は松坂桃李の演技の賜物というか表情が全然違う。ただ、セックスするだけではなく、彼の演技の幅まで楽しめる。
ラストに見せる表情もまた一味違うし、「自分の生き方」を見つける姿は何だか清々しく爽やかな後味もあったり、なかったり。

セックスに限らず、相手を満足させることに手順なんてものはない。心を満たすのは、その心に触れた想いだけ。

■ここまでやって大丈夫なの、松坂桃李。

何はともあれ、見どころ中の見どころが、彼のセックスシーンであることは間違いない。実際、映画館の客層も彼のファンなのではないかと思われる女性が非常に多かった。だから、何だか恥ずかしかった。
映画冒頭のセックスにはじまり、クライマックスの絶頂……何だろう、この同じ意味の言葉並べちゃった感じ。とにかく、松坂桃李のお尻がアップで映ること、映ること。あんなに大画面でお尻見せちゃうあたり、もう本当に大丈夫なのかよという心配しかない。少し毛も見えちゃってたり、果てる際の痙攣の妙なリアルさ。役者魂、おそるべし。

そして、やたらと激しく、ねっとりと絡むもんだから、ちょっと笑いそうになるし、胸に顔をうずめ、ちゅぱちゅぱベロベロと女性の身体を貪り喰らう姿はちょっとしたAV。相当色々と観て、研究したんだろうね。わざとらしい感じもAVに通じるところがあったと思う。

普通にセックスするのと、撮られるセックスって違うもんね、きっと。

あと、最近『隣の家族は青く見える』に出演していた真飛聖が出演していて、エロい言葉をあの端正な顔立ちのままぶっ放してる姿にもギャップという衝撃を受けた。いや、ちょっと、本当にこの映画に出てた人みんな大丈夫?
領の同級生・恵を演じる桜井ユキがとてもよい味だった。可愛いです。

■全体的に暗い映像が続くので、少し疲れる

ラブホテルにしろ、バイト先のバーにしろ、「普通の人が生きる世界」との対比なのか、とにかく暗めの映像が続く。昼間のデートシーンでさえも何だか陰があるような気がしてくる。もちろん、映ってはいけないものも多くあるだろうから、仕方ないのだろうけど、ちょっと疲れた。

親切に場所をオシャレに挿入してくれるので、東京がわからなくても「ああ、ここが噂の鶯谷」のような気持ちになれる(いや、なれないか)。とにかく、よく観る場所ばかりで、こういう生き方をしている人もいるのかな、と思い馳せてしまった。

■まとめ

ファッション誌でのモデルとかシンケンジャーをやっていた松坂桃李の面影はどこにもないと感じるほど、オトナの世界を体現していた。けれど、あの頃スーパー戦隊を観ていた小学生って、ぼちぼち20歳くらいになるのか、と思うと特に問題はないのかも。

エッチな世界というよりかは何か、少しばかり哀しくなる世界に生きる映画。そんな表現をすべきかはわからないけど。彼らは別に汚くなんかないのだけど世間にはそういう目で見られてしまうマイノリティの世界。

見る時はお尻に注目してください。お願いします。

おわり

娼年