[映画の感想]11月20日についに完結を迎える『ハンガー・ゲーム』シリーズの最終章を観てきました。今までの作品を踏まえた上での展開を見せるので復習は必須です。最終章に相応しいスケールの大きなハンガー・ゲームになっていて、面白かったです。何よりもドラマ性が前作に引き続き高いので見応えたっぷりでした。
ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション
The Hunger Games: Mockingjay – Part 2/監督:
フランシス・ローレンス /2015年/アメリカ/137分
劇場公開日:2015年11月20日劇場公開 公式サイト
映画川柳
カットニス 今までどうも ありがとう
ざっくり、あらすじ
わたし、大統領を暗殺する
前作(『ハンガー・ゲーム FINAL : レジスタンス』)から引き続き、革命軍のシンボルとしてカットニス(ジェニファー・ローレンス)が、スノー大統領(ドナルド・サザーランド)に立ち向かっていく姿を描いた作品。
感想、思ったこと
ここまでシリーズを見守ってきたものとして、最終章もしっかり見届けて参りました。前作に引き続き、殺し合いのゲームがメインの話ではありませんが、非常に見応えがあって、よかったです。終わり方としても個人的には満足しています。
物語としての面白さも、「殺し合い」が「革命」に変わったことで増しているので前作の雰囲気などが好きな人はきっと満足できると思います。
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■『ハンガー・ゲーム』シリーズ史上、最も心臓に悪い作品
全4作で続いてきた『ハンガー・ゲーム』シリーズもついに幕を閉じるということで、最後の戦いが描かれていました。
1作目や2作目のような殺し合いをする「ハンガー・ゲーム」は描かれませんが、政府と革命軍の殺し合い、つまり戦争が描かれています。これが、今までのハンガー・ゲームの中でもスケールの大きなものとなっていて、楽しかったです。正直、アクション自体は控えめな部分もあったんですけどね。
ただ、いつどこから何が飛び出すかわからないトラップだらけの中を進んでいくので、もう心臓に悪いったらありゃしないんです。「来るぞ、来るぞ」な雰囲気は漂っているので身構えてはいるんですけど、音はずるいですよね。
ということで、心臓に悪い作りにはなっているんですけど、グロテスクなシーンが多いとかってことはないので、そこは安心してください。
結局のところ、「ハンガー・ゲーム」であって、それ以上でも以下でもないのです。
■何かを「守る」こと
この最終章では、ジェニファー・ローレンス演じるカットニスがこれまでの作品を通して、成長してきたというのが、彼女の表情一つひとつから伝わってきます。
その中でも、ゲイル(リアム・ヘムズワース)とピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)との関係にちゃんと答えを出しているのがよかったです。
カットニスが守りたかったもののことを考えると納得できますし、そもそも「守る」ってなんだろうってなった時に、そうだよねと納得させられるので個人的にラストは好きですよ。
でも、可哀想だなって気持ちもなくはないんですよね。ここはちょっと不満だったりもします。
そして、今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンの優しい穏やかな表情が忘れらません。
何はともあれ、シリーズを観てきたはこのカットニスの物語の最後をぜひ劇場で見届けて欲しいです。思っていたよりもよかったので、個人的に満足度は高いです。