どうも、映画おバカ・manabu( @mnbspark )です。トムハことトム・ハーディ主演、マーベルのダークヒーロー映画『ヴェノム』。『スパイダーマン』シリーズの悪役として人気のキャラクターの単独作品ですが、見た目の気持ち悪さというか、グロさというか……見た目通りに、まあまあ残虐なシーンが多かったです。ヴェノムとして生きることとなった一人と一匹(?)の掛け合いが面白いし、4DXならではの疾走感とよだれがすごい。もはや、よだれ映画。
ヴェノム
●最凶最悪っぽい敵が現る、誰、お前!!
●あ、え、そんなこともできるんだ、ヴェノム
●反則級の楽曲センスのよさ
原題:Venom
劇場公開日:2018年11月02日
アメリカ/2018年/112分/PG12
監督:ルーベン・フレイシャー
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演:トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ/リズ・アーメット ほか
あらすじ・解説
スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ダンケルク」のトム・ハーディ主演で映画化。サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」にも敵として登場したヴェノムを、「ゾンビランド」「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー監督のメガホンで、新たなダークヒーローとして描く。「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。
映画.com より
『スパイダーマン』シリーズで人気のヴィランが主役
正義感溢れる記者エディ(トム・ハーディ)はライフ財団の悪行を暴こうとするが、その最中に宇宙から来た謎の生命体”シンビオート”に寄生されてしまう。どうなる、エディ!? どうなる、ヴェノム!?的な映画。
サム・ライミ監督の『スパイダーマン3』に登場していたヴェノム。マーベルコミックの中でも人気らしいヴィラン。しかも、主演はトム・ハーディ!こりゃ観ないとね。ってあんまり原作でのヴェノムの扱いは知らないのですが……。
4DX版はよだれで濡れる気持ち悪さ
今回、何を血迷ったか4DXでの鑑賞。トム・ハーディ自身がインタビュー動画で「めっちゃ濡れるよ」なんてコメントをしてくれています。4DXって時に過剰な演出もあるので、どんな感じになるのかなとワクワクしながら劇場へ。
濡れる。
雨のシーンや水が出てくるシーンは心構えができていたので、「うわ」って感じ済んだのだけど、よだれ。よだれが厄介だった。ヴェノムが口を開ける、ぺろりする。その度に”ぴちゃ”って。絶妙に気持ち悪い量の水が飛んでくるという、よだれ演出。ヴェノムの不気味さ、グロい感じが体感できちゃうという。
もちろん、アクションシーンは激しい揺れ。バイクチェイスのシーンは風と揺れで臨場感しかないという4DXの楽しみも存分にあって、面白さ倍増。映画をアトラクション化する4DXは今後も色々な作品が控えているので楽しみ。
今回は初めて4DXで字幕版を観たんだけど、これ疲れる。今まで吹替しか公開がなかったのだけど、今回は字幕しかないという逆転現象。演出のない落ち着いたドラマシーンは大丈夫なのだけど、ちょっとバタバタしてくると字幕読むの大変だろっていう。まあ、アクションシーンはセリフ少ないから大丈夫なんだけど、映像に集中するなら吹替がいいね。
エディとヴェノム、新たなバディの誕生
正義感あふれる記者であるエディと寄生生命体シンビオート・ヴェノムが掛け合うのがとにかくイイ。全体的にグロさとダークな雰囲気で進んでいくのだけど、コミカルな部分もあって、バランスのよさで最後まで楽める。ちょっと怖い感じはあるので、苦手な人はご注意って感じ。
物語的にはちょっと物足りないなぁーって印象。ラブロマンスの要素、ヒーロー映画、グロさ諸々、てんこ盛りだから飽きないんだけど、どうも中途半端な感じも拭えなくて、クライマックスのバトルも呆気なさも気になった。
人生どん底に落っこちた主人公エディと地球に落ちてきたシンビオートの<マイナス×マイナス=プラス>みたいな部分で、一人と一匹の関係性がもう少し深掘りされてたらなぁと。
というか、個人的にはもっとグロさを求めていた部分があって、あの見た目でこの程度かよっていうがっかりがちょっと強いかも。
今後スパイダーマン関係でシリーズが展開していくのであれば、ワクワクしながら待ちたい。トムハでもっとヴェノム観たい。
あ!アメコミ映画におなじみのエンドロール後のおまけは本作にもあります。しかも2回も。2つ目のはなんか長すぎて、ピクサーの上映前短編みたいな印象。どっちも先が気になる内容になってたので、最後まで席を立たずに観てほしい!
おわり