[映画の感想]『砕け散るところを見せてあげる』中川大志のまっすぐな眼差しが光る、青春ヒーロー映画

どうも、映画おバカ・manabu( @mnbspark )です。Filmarksのオンライン試写にてひと足先に鑑賞しました。中川大志と石井杏奈が出る映画、ということくらいしか知らなかったです。タイトルのインパクトがすごい。

青春ヒーロー映画と書いたのですが、軸は人が誰かを想う気持ち、愛。実際、観てみると北村匠海、清原果耶、井之脇海、松井愛莉と周りを固めるキャストもキャピキャピせずしっかりしていて、ただの青春映画じゃないな、と感じさせてくれます。原作小説が非常に気になるので、読んでみようかな。

砕け散るところを見せてあげる

あらすじ・解説

アニメ化もされた「とらドラ！」「ゴールデンタイム」の竹宮ゆゆこの同名小説を「坂道のアポロン」の中川大志＆「ガールズ・ステップ」の石井杏奈主演、「蟹工船」「うさぎドロップ」のSABU監督のメガホンで実写映画化。人よりも正義感が強い普通の高校3年生・濱田清澄は高校1年生で学年一の嫌われ者の蔵本玻璃がいじめを受けている現場を目撃し、彼女を助ける。そのことをきっかけに、清澄は玻璃をいじめ問題から救おうとし、次第に2人の心の距離も縮まっていくが……。

映画.com より

高校1年生の蔵本玻璃は学校一の嫌われ者で、酷い虐めに遭っていた。高校3年生の濱田清澄は波瑠が虐められている現場を目撃し、彼女に声をかけた。しかし、玻璃は絶叫し、清澄のことを強く拒んだ。

清澄はどこにでもいるような平凡な少年だったが、強い正義感を併せ持っていた。そのため、苛めで辛い目に遭っている波瑠のことを放っておくことはできなかった。自称ヒーローとして、彼女のことを救おうと奮闘した。始め清澄のことを拒絶していた玻璃だったが、一緒に過ごすうちに徐々に打ち解け合っていく。

MIHOシネマ より

鑑賞記録：2021年02月25日　Filmarks　オンライン試写

思っていたのと違うジャンルミックスな作品

正直に言います。理解が追い付いておりません。言いたいことはなんとなくわかるけど、理解ができてないです。面白くないわけじゃないけど、ちょっと違うかなという。賛否両論分かれそうな作品です。

映画がはじまって1時間くらいは青春映画なんです。いじめられている玻璃(石井杏奈)と助けようとする清澄(中川大志)の距離が縮まっていく、ちょっともどかしい様を楽しめます。青春映画、青春映画。

そして、サスペンス・スリラーな後半戦。誰かのファンで気軽な感じで観に行くのを勧められないくらい、衝撃的なシーンがありますのでご注意ください。一応、PG12なので察してください。

クライマックスに至ってはもはや何の映画観てたのかわからない独創的な世界観に投げ出されます。映画冒頭から匂わされてはいたのだけど、理解するのが大変です。

中川大志、石井杏奈がとにかくイイ

主演の2人がいいって、当たり前といえば当たり前の話なんだけど、いいです。中川大志は青春まっすぐ男を演じさせたら右に出るものはいないくらい、好青年が似合います。いじめられている玻璃を救いたい一心で、文字通り駆け回る清澄を体現してます。そろそろ高校生役も難しくなってくるのかな。

石井杏奈も長い髪の毛で表情を隠しての演技、いいです。前髪の隙間から見える儚くも強い眼差しが印象的でした。そして最後の方やられたなー。あの顔はずるいなー。

もちろん、脇を固めている方々もバッチリ存在感あります。松井愛莉、清原果耶の姉妹って何なん。みんな好きでしょ、こんな姉妹っていうやつ。井之脇海が中川大志の親友的ポジションで一緒にいる感じも隣のクラスとかでありえそうな感じです。ありえないんだけど。

ここにも推しの福山翔大がちょい同級生役で出演してましたので、皆さんよろしくお願いします。

青春ヒーロー映画だけど期待しないでね

誰もが誰かのヒーローでいたいと思うものです。好きな人を守りたい。大切な人を救いたい。時に想いだけが空回りしてしまうこともあるけど、まっすぐな気持ちはずっと残り続けるものです。そんな映画でした。

表現方法になにやら難ありな感じがありますが、ビジュアルとしてはすごくよくて、青春映画としての雰囲気はバッチリです。ラストはずるいけど、いいです。

PG12ということもあり、苦手な人は苦手な描写もありますのでぜひ観てくださいとは言えないです。独特な世界観を持つ青春映画。清原果耶と石井杏奈の可愛さが画面から溢れちゃってます。あと、中川大志はやっぱりイケメンです。

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