私の男
監督:熊切和嘉/2013年/日本/129分
劇場公開日:2014年06月14日劇場公開(R15+) 公式サイト
鑑賞日:2014年06月14日 新宿ピカデリー シアター3 にて
映画川柳
この愛が ダメだとしても 止まらない
予告編
ざっくり、あらすじ
私たちは誰にも引き離せない。
孤児になった花(二階堂ふみ)と、 その遠い親戚淳悟(浅野忠信)は二人で暮らすことになる。
そんな生活の中で流氷の上で殺人事件が起こる作品。
感想、思ったこと
濃厚な禁断の愛の物語。うーん、よかったんだけど期待していた程ではなかったです。
描かれているのは、禁断の愛。 危うい二人の関係性が周りの人を巻き込んでいく様は狂気じみていて、もうやだ(笑)
純粋な気持ちで人を好きになっているのがわかるから、正直なんとも言えない気持ちになるんですよね。そして、その想いに流されてしまう気持ちもわからなくない。いけないことだってわかっていても、止められないことってありますよね。夜食とか。その瞬間は、いけないことだなんて思っちゃいないです。
本作の見所と言っていいのかわからないのですが、二階堂ふみの濡れ場。 好きな女優さんの一人ですが、ここまでやってくれるんすね。ってなくらいぬちょぬちょしてます(笑) シャツの擦れる音や吐息、光の当たり方、色々なエロスが詰め込まれていて、もうぬちょぬちょしていました。
あとは時代が変わると映像も変わるという表現。多分、カメラの使い分けをしてますね。フィルムとデジタル。ザラザラとしたノイジーな映像が印象的でした。 それから、流氷の鳴き声のような音。あんな音がするのかと興味津々。これは、映画館の音響で聞いて欲しいですね。
流氷の痛々しいシーンは圧巻でした。少し、説明不足で物足りなく感じる部分も多く、観客に解釈を委ねすぎているというか、何だか残念でした。
あとは、高良健吾の使い方が雑で、軽いBL要員みたいになっていて、うーん。
原作読んでみたいと思います。 構成も違うみたいなので。
二階堂ふみ、浅野忠信の気持ち悪ささえ感じる 演技にただただ飲み込まれました。
二階堂ふみが末恐ろしい。