どうも、映画おバカ・manabu( @mnbspark )です。色々な意味で話題の『とんかつDJアゲ太郎』観ました! 公開に影響はなかったものの伊勢谷友介、伊藤健太郎とトラブル続きの作品。正直に言うと、ノレなかったです。全然アガらない。
北村匠海のコミカルな演技がめっちゃイキイキしていて、すごく好感。なのに、どうしてこうなった。ヒロインの山本舞香もめっちゃ可愛くて、かわいいのに、ダサすぎるよ。DJもクラブもこんなんじゃないでしょ。クラブシーン期待しちゃってました。魅力をサゲ太郎ってのもダッセーな。
とんかつDJアゲ太郎
劇場公開日:2020年10月30日
日本/2020年/100分
監督:二宮健
音楽:origami PRODUCTIONS 黒光雄輝 a.k.a. PINK PONG
出演:北村匠海/山本舞香/伊藤健太郎/伊勢谷友介/加藤諒 ほか
鑑賞記録:2020年11月01日 TOHOシネマズ 池袋 スクリーン9
あらすじ・解説
テレビアニメ化もされたイーピャオ、小山ゆうじろうの人気ギャグ漫画を北村匠海主演で実写映画化。渋谷の老舗とんかつ屋の3代目・アゲ太郎は、弁当の配達で初めて足を運んだクラブで憧れていた苑子に出会う。キャベツの千切りばかりの日々を送っていたアゲ太郎は、音楽でフロアを盛り上げるDJたちのプレイに刺激を受け、これまで味わったことのない高揚感に心を動かされる。苑子のハートを射止めるため、アゲ太郎は、とんかつ屋の仕事もDJも精進し、豚肉もフロアもアゲられる「とんかつDJ」 になることを決意する。アゲ太郎役の北村のほか、山本舞香、伊藤健太郎、伊勢谷友介らが顔をそろえる。監督は自主映画「SLUM-POLIS」などで注目された「チワワちゃん」の二宮健。
映画.com より
コミカルな北村匠海と山本舞香が可愛い
この映画、公開前から色々ありました。伊勢谷友介の問題、コロナで公開延期、公開直前に伊藤健太郎の問題。主演の北村匠海が何をどう思っているかわからないですけど、彼は非常によかった! 原作知らないけど、アゲ太郎というキャラクターを演じ切ってくれてました。他の人は普通の人でした。そういうマンガなの? サゲ太郎なの?
とんかつ屋の衣装に身を包んだ北村匠海はマンガのキャラクターを体現するかのように、表情豊かに動き回っていきます。こんな役もできるのか、とただただ驚き。優等生だったり、影のある役だったりは知っていたけど、この振り幅はいい発見。この顔面で童貞臭を漂わせられるのは才能。
にしても、ランニングする格好のダサさと妙な変態感、なんなんだろうな。
そして、何はともあれ山本舞香が可愛いです。いっぱい笑ってくれて可愛いです。それだけ。
DJやクラブのシーンがダサすぎる
アゲ太郎というかサゲ太郎な映画になったのは、伊勢谷友介のせいでも、伊藤健太郎のせいでもないんです。むしろ、2人はいい感じにキャラクター演じてくれてました。そういう意味では公開してくれてありがとうです。
けど、どっからどうみても、一番大事なクラブのシーンがダサい。すっげーダサいです。知ってるクラブはこんなんじゃない……。
DJって曲と曲を繋ぐお仕事だと思うんですよ。全く繋いでくれない。スイッチ、バァーンって急に切り替えるだけ。もちろん、そういうプレイもあると思うんです。けど、なんにもかっこよくねー。もっとアガる繋ぎ方あると思うんだ……。
そして、アガるはずの空間のクラブもダサい。そこで踊ってる人たちがダサい。DJプレイがダサいから、ノリもダサくなるのか!? 全体的に演出が寒くて、ダサい。これわざとなのかな。
なんなんだよ。映画のクラブシーンって好きで出てくるとテンション上がるんだけど、ごめんなさい。すごく冷めちゃいました。作り物感というか、すごくチープな空間に悲しくなりました。ザック・エフロン主演『ウィー・アー・ユア・フレンズ』っていうDJ映画みたいなゴリゴリなのじゃなくてもいいけど、もうちょいカッコいいDJを見せて欲しかった。はい、サゲ太郎。
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クライマックスだけは一見の価値あり
と、あーだこーだ言ってしまったのですが、クライマックスはよかったです。ようやく見たかった系のDJプレイとクラブ。そして、青春、友情、アガるオリジナル楽曲となっていました。とんかつアンセム。王道的なこのシーンは唯一アゲ太郎でした。他はサゲ太郎だった。
伊勢谷友介や伊藤健太郎のことは一旦忘れて、新田真剣佑や伊藤沙莉、フワちゃんといったカメオ出演的なのも楽しみながら、北村匠海をニコニコ見守れる自信がある方は映画館にいきましょう。あと山本舞香が可愛い。クライマックスまで我慢です。クスッとできるシーンもあるので……。
あ、そうだ。とんかつ食べたい。
おわり