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[映画の感想]『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』わたしはワンダーウーマン

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[映画の感想]あの世界的に有名な2大ヒーローである、バットマンとスーパーマンが対決するということで非常に楽しみにしていた映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を観てきました。何と言えばいいのかわからないくらいにワンダーウーマンでした。

バットマンvsスーパーマン

(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

目次

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

Batman v Superman:Dawn of Justice/監督:ザック・スナイダー/2016年/アメリカ/152分

 

劇場公開日:2016年03月25日劇場公開 公式サイト

 

映画川柳

 

闘いは 次元の違う 凄まじさ

 

ざっくり、あらすじ

 

バットマンとスーパーマンが闘う

 

前作『マン・オブ・スティール』から18ヶ月後、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は果たして正義なのか、悪なのかを世界が問う中で、彼を悪として憎む男がいた。それはバットマン(ベン・アフレック)で、彼はスーパーマンに闘いを挑むことになる。そこに絡んでくる謎の男レックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)の姿が描かれた作品。

 

感想、思ったこと

心配なんてするだけ損なので映画館に観に行けばいいと思います。正直、もっとなぁなぁな感じで「続きは『ジャスティス・リーグ』でね!」みたいな感じになるんだろうと思っていただけに正直驚きました。何が起きてるのか、目が追いつきません。ああ、楽しかった。

色々言いたいことはあるんですけど、何とも言いにくいのです。なんというか、訳のわからん次元です。これ1本では何も語れないのではないかと。

けど、ここからDCコミックのヒーローたちが活躍していくと思うと楽しみで仕方がない。

 

ネタバレというネタバレはしていないですが、何も知りたくないという人は今すぐ映画館に行きましょう。

 

■バットマンとスーパーマンの闘い

今作の中身は、間違いなくバットマンとスーパーマンの闘いです。これが主軸になっているので、結末もしっかり用意してくれてました。ここが何よりも驚いた部分です。だってさ、こういうヒーロー同士の対決とかって最終的には手を取り合って、共通の敵を倒して、はいめでたし、めでたしってなるのがお約束みたいなところがあるじゃないですか。容赦無いです、この映画。

 

その闘いの構図を生み出すのが、また憎いくらいに巧くて冒頭から描かれるのはバットマン視点でのスーパーマン。もうちょっと踏み込むとバットマン視点、地球の市民目線で描く『マン・オブ・スティール』なんですよ。スーパーマンの起源や人間と異星人との間に揺れ葛藤する姿を描いている、いわば今回の映画の前作である映画なんですけど、これを改めて別の視点で描くんです。

すると、どうなるかというとスーパーマンが憎く、悪者のように見えてくるんですね。これは何だか見えない恐怖と闘う現代社会におけるテロと関連付けられているようにも感じる演出や映像表現になっていて、9.11のテロを彷彿とさせてるビル倒壊シーンとか、ああスーパーマンはテロリストと同じなのかと。『マン・オブ・スティール』を観た時に感じていたもやもや、「スーパーマンたち、街壊しすぎ問題」がこうして設定として活かされてくると何も言えないです。

でも、『マン・オブ・スティール』では家族、特に父という存在を感じながら、苦悩の中で闘い抜く一人の男としてスーパーマンが彼の視点から描かれているんです。母親ももちろん大事なポイントですけどね。それゆえに、バットマン視点の言わんとすることもわかるけど、スーパーマンの視点で思うと「その、あの、許してあげて欲しい」って思う部分もあったりで、訳わかんない気持ちになっていく自分がいました。そして、この気持ちまで最終的には活きてくるとかどんだけだよ。しっかし、前作から脚本書いてるデイヴィット・S・ゴイヤー。お前が一番憎たらしいよ。

 

スーパーマンのことテロリストとか言っちゃいましたけど、その存在自体は神として崇められたりもするくらいに地球人からしたらすげーヤツなんですよ。なに、この宗教的な構図!まさしく、テロリズムじゃん!っていう、ね。根底にあるのはやっぱりキリスト教なんだろうなーって思っていたらエンドロールが終わっていました。

いやーすっげー話だわ。どこだよ、地球って。行ってみたいよ。で、どうなったんだ一体。

 

■闘いに添えられる一輪の花

この映画には、スーパーマンとバットマンっていう筋肉バカ2人組に華を添えてくれる逞しくも美しい女性が登場します。そう、ワンダーウーマン。演じているのは『ワイルド・スピード』シリーズでジゼルを演じていたガル・ガドット。だからですね、彼女を最近どこかで観た気がしたのは(先日、遅ればせながら『ワイルド・スピード』シリーズをイッキ見しました)。

いや、マジでかっこいいんです。「お前、その服いつの時代のだよ」っていう軽装備なのに、めっちゃ強いとか惚れますよね。何かさらりとすごいよくわからないこと言ってたりして「あんた、何者だよ」、「ワンダーウーマンよ!」なんてくだらない妄想を脳内で再生していたら、映画ではとんでもないことが起きていたんですけど、ふふふ。いや、名乗ってなかったな。

登場するシーンは音楽のかっこよさも相まって、この映画の中でも随一の熱いシーンとなっておりますので、お見逃しのないようにお願いします。さすが、ハンス・ジマーとジャンキー・XLって感じのロックな音楽の世界観です。この辺りも前作『マン・オブ・スティール』と地続きにあることを意識させられるものになっているので復習として観ておいて欲しいです。

音楽的に魅力的なシーンはレックス・ルーサー絡みの部分も挙げておきたいですね。演じているジェシー・アイゼンバーグなんてヘタレ臭残しながらもすっげー演技で、存在感ありまくり。常に頬のあたりをピクつかせて切れ者感を出しているので、ああ、この人マジで頭おかしい人になったんだって思っちゃいました。それもこれも音楽との絡み合いあってこそのものなのです。

 

ちなみに、個人的に一番熱かったのはバットマンがスパイダーマン的な移動をするシーンなんですけど、もう何かバットマンが愛らしいくらいちっぽけに見えるんですよね。好きです。「ああ、あなたを生身の人間ですもんね」ってかくれんぼしてる姿はバットマンの萌えシーンです。バカにしているわけではないのですが、ファンに怒られそうだから、これ以上はやめておきます。

いや、あのね。真面目にベン・アフレックのバットマンめっちゃいいんですよ。何かこうちょっと疲れた表情で強引なおじちゃん感が素敵だし、マッチョだし。肉体美披露してるんですけど、ベン・アフレックってこんな筋肉バカになれるんだ!っていう驚きをぜひ大きなスクリーンで。

あと、バットマンで気になったのは、幼少期に家族で見にいったのが「エクスカリバー」っていうのは彼の人物造形に何かしらの意味をもたせているのかなって。エクスカリバーってアーサー王の話だと思うんだけど、関係ないか。てか、あれはエクスカリバーだよね??(うろ覚え)

 

もちろんですが、ヘンリー・カヴィルも脱いでますよ。厚い胸板とセクシーな胸毛がどーんって!でも、そのシーンで注目して欲しいのは、彼のお尻。あの腰からの曲線美とスウェットのエロさは並大抵のトレーニングじゃ出せないですよ。あれは、もう本当、筋肉バカ。

 

話がとっ散らかって来ましたが、今回はキャラクターそれぞれのビジュアルがすごく立っていて、映像の凄みに埋もれることなく活躍を見せてくれているのは、キャラクターばんばか出しても映画撮るのに慣れてるザック・スナイダー監督だからこそなのかも知れないですね。説明不足は否めないけど、今後の作品で語られるのかなーって感じです。

バットマン視点で物語は始まっていきますけど、決してバットマンの映画ではないですし、かといってスーパーマンだけの映画かって言われるとそうでもないんですよね。メインは明らかに彼なんですけど。

 

正直に言えば、『マン・オブ・スティール』から始まった監督のリアル風な作風が好きじゃない(絶対、クリストファーなんとかのせい)んですけど、今回は後半に向けてしっちゃかめっちゃかになっていくので、楽しかったです。でも、もっとグラフィカルな映像で「こういうの観たいんだろ?」って挑発されたい。

 

色々と言ってきたし、ネタバレに気を付けるとあんまり語り過ぎることも出来ないのでこの辺で終わりにしますが、映画館で観ておいた方がいいであろう、目が追いつかない映像の連続になっていますので、その密度を楽しんでください。

とはいうものの、相変わらずなシリアス路線でドラマ性の高い物語展開になってます。アクションじゃなくて、むしろそっちがメインな感じ。ビジュアル面もすごくいいんですけどね。

スーパーマンは地球で、どうやって見られているのか、そして、それに対して彼が導き出そうとする答え。そして、バットマンとの対決の行方。正義とか悪とかの次元を超えていきます。

 

新たなるヒーローと動き始める大きな物語……。

 

あああああ!もう、これ以上は言いません。あとは、映画館で、その目で、確かめて。

そう、わたしはワンダーウーマン。 

 
観ていなくても何とかなると思うけど、観たほうが絶対にいいし、もうそれは何倍にも楽しめる前作『マン・オブ・スティール』

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予告編

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