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[映画の感想]『クリード チャンプを継ぐ男』シルベスター・スタローンが託す熱い想い

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クリード チャンプを継ぐ男

(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

[映画の感想]伝説の映画『ロッキー』を受け継ぐ新たな物語『クリード チャンプを継ぐ男』観てきました。これは、熱いです。主演のマイケル・B・ジョーダンもいいし、シルベスター・スタローンも泣かせてくるし、何なんすか。シリーズを観てきた人もそうでない人も彼らの試合を観に行きましょう。

 

目次

クリード チャンプを継ぐ男

Creed/監督:ライアン・クーグラー/2015年/アメリカ/132分

 

劇場公開日:2015年12月23日劇場公開 公式サイト

 

映画川柳

 

血がにじむ 拳に込めた 背負うもの

 

ざっくり、あらすじ

 

俺を強くしてくれ

 

伝説のボクサーの息子として生まれたアドニス(マイケル・B・ジョーダン)は、父の影を追ってボクサーを目指す。強くなるためにコーチとして選んだのが父のライバルであり、親友のロッキー(シルベスター・スタローン)だった。そんな二人の絆を描いた熱い作品。

 

感想、思ったこと

もはや、伝説となった『ロッキー』シリーズの新章として作られた今作はダークホースでした。シリーズを観てきていない自分にとっては何の思い入れもなく、正直期待をしていなかったのですが、蓋を開けてみたらとんでもなく熱い素晴らしい作品でした。

■シリーズ未見でも楽しめる

今回、わざと『ロッキー』シリーズを観ないで行ったんですよね。観てなくても楽しめるかどうかって、実際に観てない状態で行かないと判断しづらかったりする部分があると思います。

これは充分に、というよりそれ以上に楽しめる作品でした。

そもそも、『ロッキー』シリーズ第1作目『ロッキー』が1976年の作品で今から40年も前の作品なんですよね。生まれてないどころか、両親が出会ってないんじゃないかっていうレベルなのです。ですが、あの有名すぎるテーマ曲は知っているし、名台詞(?)「エイドリアアアアアン」だって知ってます。それくらい世間に浸透している映画シリーズなんだと思います。

それから『ロッキー2』、『ロッキー3』、『ロッキー4 炎の友情』、『ロッキー5 最後のドラマ』、『ロッキー・ザ・ファイナル』と6作品も続いた、本当に人気のシリーズなんですよね。それなのに、まともに観たことがないなんてなんて失礼な映画ファンなんだ、と自分を恥じつつ、これから観ることをここで誓っておきます。

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それで、今回の『クリード チャンプを継ぐ男』っていうのは、シリーズに出てくるロッキーのライバル、アポロという男の子供が主人公の話になっています。新章でシリーズの一部のように見えるけど、そのほとんどは新しい世界になっているし、簡単な人物関係は映画を観ていればわかるようにできています。

だから、過去のシリーズを1作品も観ていない自分でも大いに楽しめました。もちろん、シリーズを観てきた人が受ける感動に比べるとまだまだな部分もあると思います。早くシリーズを観て、改めて鑑賞したいなと思います。

 

誰もが何かを抱えながら生きているわけだし、比べられることもそりゃあるし、ああだこうだと後ろ指さされることも多い世の中だとは思います。だからこそ、向き合うべきは自分なんだろうなと感じました。自分のために、自分の人生を歩みたいです。

 

 

■監督も俳優もスタッフもすごい

何と言ってもこの映画の主役ですよね。今、注目しておきたい俳優の一人であるマイケル・B・ジョーダンという『クロニクル』で存在感を示し、『フルートベール駅で』という実話作品でその名を世間に知らしめた、いい感じのお兄ちゃんです。

最近も『恋人まで1%』や『ファンタスティック・フォー』などの話題作に出演していて、活躍の幅を広げている彼ですが、今作でもその実力を見せつけてくれます。

まず、ボクサーとしては作り込み過ぎなんじゃないかと思うほどの肉体美を披露してくれてます。マッチョではあるけれど、無駄がなく筋肉の躍動が存分に伝わってくるいい身体でした。劇中の対戦相手の少々脂肪が付いている肉体に比べると、「階級間違えてない?」と思ってしまうほどの役作りには驚きと同時に興奮さえさせられました。

 

そんな、彼をまるで父であるかのように、コーチすることとなる伝説のボクサー、ロッキーを演じるのはお馴染みのシルベスター・スタローンです。彼の再起の物語という側面もあって、これがね、たまらんですよ。もう彼に対して言うことはほとんどないんですけど、あえて言うなら「泣かせないでくれ」ということですかね。

アクションスターとしてその強さを世間に知らしめてきた人の弱さは、マジもんの「時」というか「年齢」というものを感じさせてくるので思っているよりも心に響くんですよね。これぞ、リアリティとでも言いたくなるようなものです。その演技が各賞で評価されているのは、本当に納得です。アカデミー賞もあり得ると思います。

 

と、素晴らしい演技を引き出したのは言うまでもなく監督の力もあると思うんですけど、ライアン・クーグラー監督、これが長編2作目だってんだから驚きですよ。こんなに密度が高く、熱いドラマを撮れるなんて恐れいります。今後も追っかけていきたいです。

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ちなみに、前作は『フルートベール駅で』なんですよね。マイケル・B・ジョーダンとは2度目のタッグで、どっちもいいドラマって、ホント何なんだ、この人。

 

あのロッキーのテーマをモチーフにピアノの旋律が響くスコアだったり、憎すぎる場面でのアイテムの登場、人物の登場、何もかもが計算の上で巧く作用してくるんですよね。ずるい。そのせいで、いつのまにか一緒になって拳を握って、応援している自分がいるんです。そりゃ、泣けますよ。

クライマックスの展開が好み過ぎてニヤニヤしまくりでした。ラストもねー憎いです。

他にも作品に引き込む試合シーンの長回しだったり、臨場感を高めるための音響や録音などの技術的な面を考えても褒めるところばっかりです。

 

 

熱くなりすぎて、いつの間にか長々と書いてしまっている自分が恥ずかしいですが、この12月というタイミングで年間ベストをかき乱す熱い作品に出会えたことが嬉しいです。

何かを背負って生きている方、過去に何かあったという方、おすすめです。

 

ぜひ、この熱き男たちの拳に込めた想いを体感しに映画館で試合を観て欲しいなと思います。

 

 

予告編

 

 

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