【ネタバレ比較あり】『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』AIと深海を扱ったテーマが刺さる[映画の感想]

このページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!
目次
コナン

【ネタバレあり】オリジナル版との比較

ここからは『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』の核心に触れる【ネタバレあり】の感想です。まだ観ていない方はブラウザバック推奨!

1ページ目ではいいところを中心に書きましたが、正直なところ「うーん……」と頭を抱えてしまった部分もかなりありました。オリジナル版のファンとして、今回のリメイクでどうしても気になったポイントを本音で語ります。

モヤモヤしたのでオリジナル版を観ました

1ページ目ではいいところを中心に書きましたが、正直なところ「うーん……」と頭を抱えてしまった部分もかなりありました。劇場から帰ってきてどうしてもモヤモヤが収まらず、速攻で1983年のオリジナル版を観直しました!ありがとう、アマプラ。

寄り道をしない構成とともに、「40年以上も前に、AIと人間の心の話という深いテーマをサクッと描いていた藤子不二雄先生、マジで偉大すぎるだろ……」と思わずにはいられない出来。バギーのキャラクターと友情の掘り下げはリメイクのほうが上かなとは思います。

あと完全に余談ですが、大山のぶ代さんの声、めちゃくちゃ懐かしかった……。というか、水田わさびさんにバトンタッチしてもう20年も経ってるって事実のほうが、ある意味今回最大の衝撃かもしれない。

なんかテンポが悪くて、早く鬼岩城に行ってほしかった

まず一番の不満点は、圧倒的な「テンポの悪さ」です。 今回はオリジナル版にはいなかった「トリラインというおばあさんのキャラクター」をはじめ、いくつかの要素が追加されているんですが、これが完全に裏目に出たような気がしています。

ムー連邦のエルと出会ってからがこの映画の醍醐味なのに、本題に入るまでがとにかく長い!

「いや、キャンプ行くまでも長いし、そこからも長いし、バギーとの友情を描くのはいいんだけどさー」って思ってました。何度時計を見そうになったことか……。深海についてオリジナルの頃よりもわかったことも多いだろうし、学び要素も増えていて教育的な配慮は感じるんですが、その分説明くさくなってしまい、「サクサク進むテンポ感」が完全に不在になっていたという印象です。

説明のない、クライマックスでのび太がさしてた傘(人さがしがさ)ってメジャーだっけか。これも説明してたらもっとテンポ悪かったか……映画を観る前に気付かなかったんだけど、入場特典の漫画に登場してました。

しずかちゃん誘拐の理由、なんか気持ち悪くない?

そして、もう一つ絶対に見過ごせなかったのが、物語の後半、しずかちゃんが誘拐されるくだりです。

ポセイドンの元へと自ら志願して攫われたしずかちゃん。「おばあさんみたいに女だから誘拐される」って表現は違うでしょ。オリジナルでは「女の子だったら油断するかも」だったじゃん。さらに、「ポセイドンに女のデータがないから」という展開が用意されているんですが……正直、ここは気になって気になって、感動シーンどころじゃなかったよ。

「令和のドラえもんでその理由はさすがに気持ち悪くないか!?」と。 1ページ目で「AI時代の深いテーマ性が〜」なんて褒めましたが、ジェンダー的な価値観だけが昭和のままでストップしているような違和感が凄まじいんですよ。なんなら昭和に作られたオリジナルのほうがいいという。

最先端のAIを描いているのに、敵の思考回路が生々しくて古いっていうのは、ノイズにしかなっていませんでした。深くテーマを掘り下げるなら、こういう細部の設定こそ今の時代に合わせて上手くアプデしてほしかったです。逆に古のシステムだから考えが古いみたいな設定なのか?なんにせよ、クライマックスは絶望感も薄く、しずかちゃんの瞳を少女漫画のようにドゥルドゥルに描いているのも好みじゃなくて……。

というわけで、2ページにわたって『新・のび太の海底鬼岩城』の率直な感想を書いてきました。

深まったバギーとの友情やいまの技術で爆上げされたビジュアルなど、見どころは間違いなくたくさんあります。でも、追加要素によるテンポの悪さと、しずかちゃん周りの引っかかる設定がどうしても足を引っ張ってしまった、すごく「惜しい」作品だと思ってしまいました。

1 2
映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
目次