[映画の感想]人気ドラマシリーズ『勇者ヨシヒコ』でお馴染みの福田雄一監督の『銀魂』観ましたよ。キャスト発表から色々言われる漫画実写化ですが、普通に楽しめたので、このギャグセンスが心地いいのだろうなぁと。とにかく、長澤まさみがやばい。色々やばい。
タイトル
監督:福田雄一/2017年/日本/130分
劇場公開日:2017年07月14日劇場公開 公式サイト
映画川柳
ふざけ方 深夜番組 見てるよう
ざっくり、あらすじ
どーん!ばーん!!
江戸の街に現れた辻斬りの正体を明かすために奔走する坂田銀時(小栗旬)と志村新八(菅田将暉)と神楽(橋本環奈)がドタバタしたり、真面目したり、ドタバタしたりする映画。
感想、思ったこと
ちょっとお金をかけたヨシヒコ、みたいなノリで気軽に見れていい感じ。あの人がこんなキャラクターを!っていう部分だけでも十分楽しめるので、自分みたいな原作知らない人も足を運んだらいいんじゃないかなって。
■福田監督の空気感
福田監督といえば、山田孝之主演の『勇者ヨシヒコ』シリーズが有名かなって。だから、あのゆるさとふざけてる感じをイメージしてもらえれば、合う合わないがわかるはず。とりあえず、全体的に勇者ヨシヒコのノリで観れて、アクションが満載だからより楽しめるみたいな。
銀魂というおふざけのある作品と監督の相性はよさげなので、シリーズ化してもらったらいいのになぁと思うほど。個人的には深夜枠でドラマ化してくれた方が嬉しいけど。
ただ、ギャグに期待していたから、意外とシリアスな真面目なシーンが多くてそれがちょっとだるかった。けど、その独特な空気感と間合いがやっぱりイイ。
チープなCGがなんとも言えないけれど、全体的にはアクションもいい感じに見せてくれるのよかった。みんなやたらとかっこよく見えるのです。うん。
■俳優さんの使い方
福田組といえば!のお二人。佐藤二朗とムロツヨシの安定感と言ったら素晴らしい。この二人が出てこなかったら結構悲しいし、この空気感は作れないんじゃないかってくらい。
あと、声だけの出演だけど、無駄に存在感のある山田孝之ね。彼もやっぱり外せないです。これだけでもう映画版ヨシヒコかよ。
ほぼ、ほぼ全員が雑な扱われ方をしているけど、橋本環奈の使い方が一番ひどいんじゃないかな。そういうキャラクターって言われればそれまでだけど、彼女アイドルだよね。いいの、これっていうような扱いがね。逆にたまりません。ホント。
ざっと紹介していくと、役になりきり過ぎて一瞬誰かわからない新井浩文。菜々緒はやっぱりスタイルいいよね。脚やたら映されるセクシー要因っす。菅田将暉は本当に演技の幅が広くて、『帝一の國』に引き続きテンション高い系演技とヘタレでダサい演技と両方一気にやってのけてるあたり器用。そう、ヘタレ俳優代表の岡田将生がヘタレじゃなかった。すっげーかっこいい。アクションとか縁なさそうなのに、結構いい感じにこなしてて惚れるヤツ。いや、みんなよかった。
無駄に(失礼)かっこいいのが柳楽優弥。最近、またテレビにも映画にも出るようになったけど、安定感あるし、かっこよい。
それと吉沢亮!さりげなく上裸で登場したりとサービス担当イケメン。彼も佇まいからかっこよく、一番雑じゃないキャラクターだったんじゃないかなって思ったけど、よく思い出すと冒頭がひどいんだった。
個人的なMVPは長澤まさみ。もうね、あのドラゴンボールはマジでやばい。あれ大好き。思い出しただけでにやける。笑いが止まりませんでした。
そんなこんなで色々なところに喧嘩売ってたけど、大丈夫かな。ワーナーさん怒られないのかな。
キャラクターが濃いのに誰も殺さずに活かしてるのはすごいけど、もっともっとそれぞれの活躍が観たい!!
ってことで、続編もよろしくお願いします。
欲を言えば、もっとギャグ寄りなのが観たかったなーなんて。
おわり。