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[映画の感想]『ラ・ラ・ランド』夢を追う人に歌うファンタジー

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[映画の感想]あの鬼教師とジャズドラマーを夢見る青年の映画『セッション』を撮った監督の最新作『ラ・ラ・ランド』観てしまいました。世界中の映画賞で話題をかっさらっているだけのことありますね。冒頭からもう心をもっていかれてしまい、最終的になんか変なところで泣きそうになるという映画ですよ。ええ。

ラ・ラ・ランド

Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate. (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

目次

ラ・ラ・ランド

La La Land/監督:デイミアン・チャゼル/2016年/アメリカ/128分

 

劇場公開日:2017年02月24日劇場公開 公式サイト

 

映画川柳

 

好きなんだ 映画音楽 ラ・ラ・ランド

 

ざっくり、あらすじ

 

あなたと一緒に夢を見たい

 

ハリウッドスターを夢見るミア(エマ・ストーン)と自分のお店を持ちたいジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)がひょんなことで出会い、恋に落ち、という二人の季節を描いたミュージカル映画。

 

感想、思ったこと

もう本当に待ちに待った映画が観れた喜びがまず大きいんですけど、期待していた分惜しいなって思ってしまった部分もあって、何とも複雑な気分であるんですが、よかった。騒がれているだけありますよ。これは。何も知りたくない人は読まずに映画館に行ってくださいね。核心には触れてないですが、内容を書いている部分があります。ごめんなさい。

■映画も音楽も好きなんだなって

この映画の隅々から伝わってくる愛が本当に素晴らしいんですよね。古き良き時代の映画の世界、音楽、とりわけジャズに対してのそれがもう映画が始まった瞬間にスクリーンから溢れ出してきます。そこからのオープニングナンバーです。これが最高でした。
ロサンゼルスのすっげー渋滞。それぞれの車から聞こえてくる別々の音楽、ふいにはじまるミュージカル。この流れだけでも素敵なのに、そこからフラッシュモブのような渋滞全部巻きこんで歌われる「Another Day of Sun」がもうやべーのなんのって。どうやって撮ってんのって思う、そのワンカット映像で、もうこの映画好きだなって思いました。そしたらタイトル出てくんのね、思わず手が動くんですよ、拍手しようとしちゃった。

そのまま、冒頭はキャッチーで見応えのあるミュージカルナンバーが続くんですよね。ここまででこの映画のミュージカル映画な部分って終わりなんですよ、これが惜しい。クライマックスでもっと思い切ってもよかったのになーって思ってしまうんですよ。そういう意味では突然歌い出す音楽映画。
でも、この冒頭のおかげで確実に前のめりで映画が見れると思います。

ミュージカル映画という触れ込みなのに、ミュージカルに期待すんなっていうことですね。不思議。
だから、これは歌うファンタジー映画なのだと思うことにしました。

個人的には大好きな楽器ピアノにも焦点が当たった映画かつ大好きなジョン・レジェンドがカリスマなアーティストとしてなかなかいい事言ってるので非常に楽しかったです。前髪乱したライアン・ゴズリングもセクシーだしね。いいよね。

 

■どこかで観たことある気がする

で、もってこの映画は色々な映画のオマージュがあって、どこかでこういうの見たことあるなーってなるんですよね。もちろん、その映画たちを知っている必要は全くもってないと思いました。自分もすべてがわかったわけじゃないですし、「これってあれかなー」みたいになってるだけなところもあるので。
そのオマージュと映画が言わんとするのは「もっとさ、こういう映画観たいよね」「こういう映画撮りたいんだよね」っていう監督の気持ちなんですよね。
古き良き時代の映画だけがいいとは僕は思わないですけど、それがなかったら今の映画って生まれてこなかったということを考えるとすごく大事なものだとは思います。今見ても色褪せずに、いやもはや色がついていないものもありますが、楽しめるって本当に偉大です。

映画の中ではジャズに対して言っていたけど、「昔はこうだったけど、今の時代に合わせていかないとね」っていうような内容はもちろん映画にも当てはまると思うんですよ。それがたとえ自分がイヤなことであっても、自分が夢見ていたものと違っていてもです。売れる映画を撮るってそういうことでしょ?俺は嫌だよっていうような監督のメッセージも感じられて、何かちょっとセンチメンタルな感じにもさせられるわけです。

 

そして、あのクライマックスシーンですよ。ああ、ダメ。そんなの見せないでってなるよね、そりゃ流石に。

自分の夢ってなんだったけなーって。何を目指してたんだっけなーって。今、その夢のために何かできてるのかなーって。そんなこと思ってたら映画は終わってました。実に好きな終わり方をするんですよね。物語的に。だから本当に惜しいなって思ってしまうんですよ。でも、余韻に浸ってるとそれでもよかったかなって思ってしまう自分もいます。何か人生ってそんないつでも華やかじゃやないですからね。ファンタジーからのリアルと思えばね。夢見ることをやめちゃダメです。

あの時ああしてたらとか、こうなってればとか「たられば」を考えてしまうことは誰にでもあると思うけど、本当に自分の夢を一緒に見てくれる人っていいですよね。万人受けする気はあんまりないんだけど、多くの人に観て欲しいですね。何かを夢見ているなら、なおさら。

いやーいい音楽だった。これがオリジナル作品ってのもいいけど、アカデミー賞好きそうな作品ですよ、ホント。おわり。

 

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