[映画の感想]2017年1本目という記念すべき作品はエマ・ロバーツとデイヴ・フランコ主演の映画です!”NERVE”という訳のわからんゲームに参加して、命を危険に晒し、人生を危険に晒していく中で成長する主人公を描いた青春スリラーでした。映像がスタイリッシュで観ていて飽きなかったです。
NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
Nerve/監督:ヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマン/2016年/アメリカ/96分
劇場公開日:2017年01月06日劇場公開 公式サイト
映画川柳
伝えたい インターネットの 恐ろしさ
ざっくり、あらすじ
私だってできるもん。
友達に馬鹿にされ、勢いでヴィー(エマ・ロバーツ)はNERVEというゲームに参加することに。知らない人と5秒間キスをしろという最初の挑戦で、イアン(デイヴ・フランコ)にキスをして、どんどんNERVEに巻き込まれていく様を描いた作品。
感想、思ったこと
こうインターネットの恐ろしさのようなものを描いた作品が少しずつ増えてきているなーと思うのですが、このNERVEもそんな現代社会の問題に警鐘を鳴らそうとしているような風でした。
近所の映画館でやってなかったから電車で40分くらい揺られて、そこから15分くらい歩いてっていう映画小旅行しましたが、パンフレットの中身が全部確認できる良いシネコンでした。関係ないね。
■美男美女が裸で駆け抜ける
予告編でも気になっていた下着姿のシーンは案外あっという間に過ぎ去っていくんですけど、目の保養としては十分でした。
エマ・ロバーツのお着替えシーンはちょっと笑い付きでしたが、非常によいアングルからで、ごちそうさまでした。その後もひたすら可愛さ全開ですので安心してください。彼女は声が素敵です。
それから『グランドイリュージョン』シリーズで注目されているデイヴ・フランコが脱いだら想像以上のマッチョなので、エスカレーターを駆け下りるシーンは雄っぱいが揺れる揺れる。相当鍛えてるんでしょうね。
今までのなんだか弟キャラ的な立ち位置も払拭して、スマートなイケメン役が回ってくればもっと売れそうだなーって勝手に思いました。というか、ジェームズ・フランコの実の弟だから弟感があって当たり前なのか。それにしてもデイヴ・フランコもう31歳なんか……イケメン兄弟恐るべし。
ちなみに、兄・ジェームズ・フランコもチラッと出演しています。映画冒頭に。動きはしないけど、確実に彼です。なんなの、この扱いレベル。
3、4年前ですかね、SNSに「裸でコンビニの冷蔵庫!うぇーい」みたいな写真投稿して炎上した飲食店があったりしたのって。何か、そういうの思い出しました。映画の中ではお店側への迷惑は一切描かれませんが、店員さん大変だっただろうなー。
■確かにリアリティはあるけども
個人情報がインターネットを通じて晒されるなんてのはもちろんのこと、煽るだけ煽る傍観者だって同じ犯罪者だよってことも確かに現代っぽいし、間違っていないなーとは思うんだけど、こう突き抜けたものがなくて観終わったあともスカッとしませんでした。
危険、危険と言われるゲームの内容も命を懸けて挑んでいる割にどれもあっさりと表現されていてなんだか物足りないのです。スタイリッシュな映像にこだわっているせいなのか、そんな印象を受けました。
主人公の成長物語として見るにしても、薄味でした。吊橋効果なのか何なのか知らないけど、あんた乗り換え早くない!?みたいな旨味のなさもちょっと残念。96分っていう上映時間のコンパクトさもあるから仕方ないか。いや、そのスピード感が現代的なのかも知れない。
矢継ぎ早に次から次へと色々な挑戦が見れるので、映画中は退屈することなく楽しめます。楽しみました。てか、映像の色味等が好みなので、もう一緒にメリーゴーランド乗りたい気分です。
うん、よくできた美談でした。
ということで2017年のスタートはうまいこと切れたかなと思います。
今年は更新頑張るぞー。