[映画の感想]アナ・ケンドリック主演の『ピッチ・パーフェクト』シリーズ第3弾。そして、多分これで終わり。第1作が観たくて観たくて、輸入した日が懐かしい。ちょっとコメディとアクションの要素が強くなりすぎて、肝心のアカペラパフォーマンスは弱めに感じてしまったけど、ラストはこみ上げるものがあった。
ピッチ・パーフェクト ラストステージ
Pitch Perfect 3/監督:トリッシュ・シー/2017年/アメリカ/93分
劇場公開日:2018年10月19日劇場公開
映画川柳
どんな時も 信じていたい 仲間たち
ざっくり、あらすじ
卒業しても、私達は歌う。
ベラーズを卒業し、それぞれの道を歩んでいたベッカ(アナ・ケンドリック)たちは、イマイチな日々に悶々としていた。ひょんなことから再結成することになり、もう一度みんなで歌う姿を描いた作品。
感想、思ったこと
まずはじめに言っておきたいことは、<『ピッチ・パーフェクト』が好き>だということ。問答無用でこのシリーズが好きだし、暇さえあれば流してしまうような作品であること。そんな想いの強い作品だから、あんまりマイナスなことはないのだけど、正直もっと歌え、踊れ、アカペラをしろって思ってしまった。
多分だけど、本国の公開が昨年末だったから、もうすぐ1年になろうとしている頃にようやく日本公開って。そりゃ熱も冷めちゃうよ。ってところでもあります。
■パフォーマンスが足りない
全体的に歌って踊って、いつものパフォーマンスをしてくれているのだけど、オープニングがピークというか、今までみたいなマッシュアップもないし、なんかすごく物足りない気分。しかもベラーズ以外がアカペラじゃないから、何か「アカペラ音の厚み、物足りない」気がするという思いまで出てくる次第。
ラスト、これはこれでよかったんだけど、やっぱりベラーズとしてがっちりやって欲しかった気持ちもある。ベッカのこれまでを考えるととても素敵な楽曲だし、なんか全部ひっくるめてこみ上げてくるから、やっぱりこれでいいんだって思えるんだけど、ね。
ベラーズからの、アカペラからの卒業。次への一歩って考えると本当にこの曲が持つ意味合いも含めて、終わりなんだなぁって思ってしまう。
撮影自体もラストステージが最後の撮影だったらしく、俳優陣が素で感極まってる姿が垣間見えて、ぐっと来てしまった。それはずるいよ。
■ベラーズは不滅である。
とはいえ、ヘイリー・スタインフェルド演じるエミリーが現役ベラーズを継いでいるので、ベッカとかエイミーとかは卒業生としてちょこちょこ出していくなんてしたら、この映画いくらでもシリーズ化していけるといえばいけるのではあります。しないとは思うけどね。
それか、いっそのことルビー・ローズのエバーモイストで何かやってしまったらいいんじゃないのって思うくらい存在感ありすぎ。
何がどうあれ、アナ・ケンドリックがいいよね。本当。彼女がいなかったら、そもそもこの映画成り立ってないもんね。
もっと聴いていたいっす、
ああ、そういえばリフオフも何だか物足りなかったなぁ。「ジョン・メイヤーの女」みたいなのやってよ。
おわり
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