ST 赤と白の捜査ファイル
監督:佐藤東弥/2015年/日本/110分
劇場公開日:2015年01月10日劇場公開 公式サイト
鑑賞日:2015年01月22日 TOHOシネマズ錦糸町 スクリーン3 にて
映画川柳
ツンデレな バディを持つと 面倒だ
予告編
ざっくり、あらすじ
僕はもうSTからいなくなるんです。
ハッカーを殺ろしたという容疑でSTメンバーの赤城左門(藤原竜也)が逮捕される。
無罪だと信じて捜査を進める百合根警部(岡田将生)を中心とした科学特捜班(通称ST)のメンバーの友情を描いた作品。
感想、思ったこと
■思ってたよりも面白かった!
正直、期待はしていませんでした。ドラマもちゃんと見ていたわけではないですし、これといって思い入れがあったわけではないです。でも、その期待値(低かったんですけど)を上回って楽しめる作品でした。
佐藤東弥監督と渡辺雄介脚本ということで蘇る『ガッチャマン』の悲劇。テレビシリーズの時からずっとコンビを組んで積み上げてきたものがあるおかげかすんなりと楽しめる内容になっていました。もちろん、「それはちょっとないかな」っていうツッコミどころもありますけど、それはご愛嬌です(笑)
ドラマの時から藤原竜也と岡田将生の掛け合いが面白く、映画になっても変わらずだったのでよかったですね。だからといってドラマを見ていないと理解できないのかというとそうでもなかったです。冒頭にSTメンバーの基本的な能力説明はあるので大丈夫だと思います。そこで言葉でこの人はこういう能力が……という説明ではないところもすごく好印象でした。もちろん、細かい設定や話の流れとしてはドラマの先の話になっているので映画だけではわからない部分もありますが、本筋には関係ないです。ただ、映画を観て、ドラマも観てみよう!っていう気持ちにもならなかったのは少し残念ですね。
映画じゃなくてもよかったんじゃないかな、っていう中途半端なスケール感も否めず、うーん。楽しいからいいんですけどね。
■鈴木梨央に振り回される大人たち。
そして、今作のMVPは子役の鈴木梨央。彼女は素晴らしいですね。藤原竜也と岡田将生がバディ漫才を繰り広げる中に突っ込んでいき、引っ掻き回すという小悪魔っぷりを発揮してます。いや、本当子供に振り回される大人って可笑しいですね。
振り回されるといえば、本作でTwitterに振り回される人々が描かれていましたが、あのTwitter嫌いな感じは何なんでしょうか。あんな風にならないよ、うん。Twitterユーザーとして極端過ぎるなと思ってイラっ☆としてしまいました。
色々と気になることを言い出したら、それはキリがないです。それでも伏線が効いていて、おおーとなる部分があったり、キャップと赤城の友情に不覚にもグッと来たりといいところもたくさんあるので、テレビドラマを見てきた方はぜひ見ておきたい作品なんじゃないかなと思います。
あと、鈴木梨央ちゃんのファンもですね(笑) 大活躍です!
彼女の今後の活躍に期待しています。