[映画の感想]『ストレイヤーズ・クロニクル』そんなに名前を呼ばないで。 B

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ストクロ

©本多孝好/集英社 (C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

目次

ストレイヤーズ・クロニクル

監督:瀬々敬久/2015年/日本/126分

 

劇場公開日:2015年06月27日劇場公開 公式サイト

鑑賞日:2015年06月04日

 

映画川柳

 

なんだろう 突然襲う 違和感は

 

予告編

 

 

ざっくり、あらすじ

 

こっちもみんなエスパーだよ!(違う)

 

1990年代に実験台として育てられた特殊能力を持つ子供たち。そんな彼らが大人になったある日「アゲハ」と名乗るもう一組の特殊能力を持つ集団が現れる。

二組の特殊能力を持った彼らが背負う悲しい運命をシリアスに、そしてコミカルに描いた作品。

 

感想、思ったこと

■何だ、この違和感は!

いつもお世話になっている「映画ファンの集い」独占試写会ということで一足先に観させていただきました。鑑賞後にああだ、こうだ言い合えるいい作品でありました。

が、しかし!私は黙っていられないので、ここで書きたいと思います。何ですかね、あの物語中盤に挿入される謎のコミカル描写は。それ以外がひたすらにシリアスな話として進んで行くために口があんぐりと開いたままに。物語序盤は非常にシリアスで、特殊能力を持って生まれることとなったが故の運命、そしてそこから生まれる葛藤と悩まされる青年たちの姿が描かれていて、なおかつアクションもしっかり見せてくれるという胸熱な展開に「実はいい映画なんじゃね?」という期待すら抱いたほどでした。

そこにぶち込まれるあいつ!嫌いじゃないんですけど、どっちかにして欲しかったですね。やっぱり。松岡茉優がそこでも圧倒的な存在感を発揮しているのが観れたのはよかったですけど。てか、彼女すごいっす。だから、許す。何でもない、いい映画だ(笑)

ロケ地が東京を意識しているのか見覚えのある景色が多く出てくるのも本作の見どころのひとつかな、と思います。そのせいで違和感も感じるのですけど、そのあたりは目を瞑ってください。

 

個人的にいいなと思ったことは、松岡茉優や染谷将太の圧倒的存在感はもう誰がなんと言おうと凄まじいです。その脇でしっかりと演技していたのは白石隼也と鈴木伸之かな、と。イケメンなだけじゃなくて、自分の役割をしっかり果たしていくんだもん、勝てませんわ。隆二役の瀬戸利樹も映画初出演みたいですがこれからグングン伸びてきそうな俳優さんですね。

岡田将生がもうおじさんというか、この並びの中では若さがなくなってきていることにも驚きましたけど、安定の岡田将生でした。もう少しヘタレがよかったな(笑)

 

■名前を呼ばれまくる後半戦。

この映画で最大級に評価できるポイントは染谷将太くんが演じているキャラクターが「学」という名前だということ。そうです、僕と名前が同じなのです。どういうことかと言うと今をときめく若手実力派俳優の皆様がこぞって名前を呼んでくれるわけですよ。これでもか!ってくらいにね。しまいには「学は俺が守る」とかいう胸キュンワードまで飛び出しますからね、着信音か何かにしたいくらいですわ。っていう冗談は置いておいて、後半戦になってこの名前を呼ぶというのが無駄に増えるんです。だから、後半はずっと笑ってしまいました。ごめんなさい。

それにしても、若手実力派の方々がここまで集結して、僕の名前を呼んでくれる映画なんてこの先ないんだろうなと思うと大切な1本になりますね。全国の学さん!ぜひ劇場で名前を呼ばれまくっちゃってください。

俳優さんのファンはもちろん、デートで気軽に観れる作品かなと思いますので、ストクロ!楽しんでください。

 

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