[映画の感想]『ジュラシック・ワールド 炎の王国』恐怖倍増。恐竜パニックに浸れる4DX版。すごい。

[映画の感想]前作より3年の時を経て、ついに続編が公開。「ジュラシック」シリーズで行くと通算5作目となる炎の王国。ハマりつつある4DXで鑑賞。ホラー描写が得意な監督だけに、恐竜がいる世界の怖さが4DXの演出と相まって、緊張感がすごい。嵐吹き荒れる劇場で体感するアトラクションムービーとして必見なのでは。

ジュラシック・ワールド 炎の王国

(C)Universal Pictures[/

ジュラシック・ワールド 炎の王国

Jurassic World: Fallen Kingdom/監督:J・A・バヨナ/2018年/アメリカ/128分

劇場公開日:2018年07月13日劇場公開

映画川柳

ドキドキが 止まらぬ2時間 あっという間

ざっくり、あらすじ

恐竜たちを救いたい。

『ジュラシック・ワールド』から3年後、テーマパークが崩壊した島で恐竜たちに火山噴火の危機が迫る。恐竜たちを守りたいクレア(ブライス・ダラス・ハワード)はオーウェン(クリス・プラット)と共に島へと救出へ向かうが、まあ色々あるよね、そりゃというお話。

感想、思ったこと

『ハン・ソロ』に続き、4DX鑑賞をしてきた本作。正直に言って、4DXで観ていなかったら面白さは半減していたかもしれない。けれど4DXもやっぱり「それは違うっしょ」「もっとこうして欲しかった」っていうのがあるから難しい。見どころはなんと言っても恐竜に襲われる人間。物語にはあんまり期待しない方がいいかもしれない。いや、してもいいけど……エンドロールは最後まで観てくださいね。おまけ映像あるよ。

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■とにかく、恐怖を見せるのが上手

今回の「ジュラシック」はどことなく原点回帰なホラー描写が多く観れて嬉しい。前作の冒険的な雰囲気というかアドベンチャー感はどこかへ飛んでいってしまったのだけど、代わりに恐竜がいる世界の怖さを存分に味わえた。
監督がホラー描写が得意なJ・A・バヨナに代わったのも大きいなぁーとは思うけど、本当にこの監督、「怖い」という感情を映像で見せるの上手。直接的な部分と想像を掻き立てる間接的な描写のバランスがちょうど良くて、一緒に観てた友人は終始ぎゃーぎゃー言っていた(怖いの苦手)。子供ももしかしたら向いていないのかもなぁ。

しかも、そこに4DX演出がうまいこと絡んでくる。
冒頭のシーンから緊張感が続くのだけど、映像に合わせて椅子が振動するから一気に同じ状況にいるかのように感じる。嵐のシーンは文字通り、劇場内に雨風が吹き荒れる。これがまた寒くて、雨は冷たいし、風が結構ビュンビュンくるから、半袖半ズボンはちょっと考えもの。と思っているとマグマ流れるシーンで暖まることができたりと、4DXすごすぎ。

前作は観れてないからわからないのだけど、やっぱり恐竜が近づいてくるシーンの振動イイ。煽ってくるのがイイ感じだった。とにかく一緒にドキドキできるスリル倍増なのが4DX版最大の魅力。

■血しぶきは果たして必要なのか

もちろん、すべての演出がよかったかといえばそうでもなくて。もっと火山噴火から逃げ惑うシーンは灰を降らせて欲しかったり(これなかったの結構残念)、ないわけではなかったのだけど、温風で熱を感じさせて欲しかったなぁと。

とりわけ気になったのが、血しぶき。おそらく水が出てくるのをオフにしていればいい話なんだけど、恐竜に人が襲われる。ピチャ。なに!この水なに!?血まで浴びせてくるの??となる。それくらい「ピチャ」としか飛んでこない。映像は結構むごいことになっているにも関わらず、ちょっと中途半端な感じがした。もちろん、思いっきり水飛んできてもらっても困るんだけどね。

水に関しては、雨のシーンが多いので結構濡れる。寒い感じはあったかな。夏だからいいけど、冬にこういう映画は辛いかもなぁ、なんて。

ちなみに、映画が始まる前に流れる制作会社のオープニングロゴ時の「ピカッ」は演出ではなく、本編前の調整とのこと。ロゴの光に合わせて入ってくるあたりは違和感なくてすごい。

■開放的な島と閉鎖的な屋内

「ジュラシック」シリーズって聞くと、やっぱり雄大な自然の中で恐竜たちと出会いあーだこーだなるイメージが強いので、屋内という狭い空間で人間よりも明らかに大きな恐竜と対峙したときの恐怖は初体験。

火山噴火から逃げ惑う前半戦とそこから助け出された恐竜と向かう屋敷の後半戦。大きな空間から狭い空間へと世界が変わっていくのにつれ、怖さの内容もまた変わってくる。さらに衝動的に動く女の子(メイジー)の視点でもお話が進むから、怖いとしか言いようがない。
雷鳴に浮かび上がる恐竜の影、忍び寄る足音などなど狭い空間だからこその見せ方で楽しかった。

個人的なベストシーンは突然画面外に引きずりこまれる工作員の方、でした。どこのシーンか探してみてください。

この舞台の対比構造も含めて「怖い」を見せてくれるのは一度で二度おいしい感じがする。それでいて、この物語がずっとテーマにしている「恐竜との共存」というところに新たな要素を加えて、大きく踏み込んだお話になっていた。次回作でどう決着をつけるのか、本当に気になるところ。
閉じ込められて抑圧されれば、されるほど開放されたときのエネルギーはすごいものになるんだろうな。そりゃそうだよね。

ただ、その分前回のようなワクワクハラハラみたいなものを期待すると「違うじゃん」ってなるし、子供と一緒に行くと結構大変なんじゃなかろうか。怖がりの方も要注意。

■見るなら大きな画面の映画館

恐竜がとにかく画面のいっぱいに出てくる映画。シリーズ最多とも言われる恐竜の数をテレビの画面で済まそうとするのはもったいないと思うし、せっかくの4DX版というアトラクションが近くにあるのであれば、選択した方がいいに決まってる。そう思うくらい4DX版は楽しかった。
もちろん、難点もあるのだけど最終的には楽しいと感じちゃうからすごい。

物語の起伏以上に座席は大きく動く。クライマックスはここぞとばかりに振り回されるので覚悟ください。

ちなみに、近所の映画館吹替しかなかったのだけど、あんまりおすすめはしません。理由は聞かないでください。

おわり

ジュラシック・ワールド 炎の王国